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10月13日は「国際防災の日」 やりがちなローリングストックの失敗と非常食を選ぶポイントとは
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10月13日は「国際防災の日」です。災害に対する備えを充実させ、被害の減少を実現するため国連が制定した国際デーのひとつ。突然やってくる災害に備えるには、日々の生活での取り組みも大切だといいます。国際デーにちなみ、身近にできる「ローリングストック」について、改めて考えていきましょう。
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チェックはしているけれど…約8割が賞味期限切れの失敗を経験
ローリングストックとは、普段の食事にも使う缶詰やレトルト食品、日用品を少し多めに買い置きしておき、賞味期限など古いものから消費して、新たに買い足して一定量が備蓄されている状態を保つ方法です。
内閣府では、防災情報として最低3日分から1週間分の食品や飲料水を備蓄することを推奨しています。そのほかに、カセットコンロやトイレットペーパーといった日用品や、生活用水もストックが必要です。災害時だけに使うものではなく、日々の生活で消費しながらできるローリングストックは、手軽にできる防災のひとつとして広まってきました。
しかし、気づくと備蓄した食べ物が賞味期限を過ぎていた……なんて失敗も。株式会社J-オイルミルズが行った「非常食に関する意識調査」によると、「自宅で用意している非常食の賞味期限を定期的に確認していますか?」の質問に、「はい」と答えた人は81%。
それにもかかわらず、「今まで、非常食の賞味期限を切らしたことはありますか?」という質問に、「はい」と回答したのが78%の結果になっています。
定期的なチェックはしていても、期限切れの失敗をする人は少なくないようです。非常食など食べ物のローリングストックがうまくいかないのは、なぜなのでしょうか?