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10月13日は「国際防災の日」 やりがちなローリングストックの失敗と非常食を選ぶポイントとは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

「普段食べないものは、非常時にもなかなか手が伸びない」

 せっかくの備えを無駄にせず、災害が起きた際に少しでも安全に過ごすためには、備蓄する食料の選び方にコツがあるようです。防災士や食品ロス削減アドバイザーの資格を持つ料理研究家の島本美由紀さんは、日本テトラパック株式会社が公開した「防災食の備蓄」についてのアドバイスとして、無駄にしないストック術を解説し3つのポイントを挙げています。

○家庭でよく使われ、家族が好きなものであること
「『家庭でよく食べられるもの、かつ家族が好きなもの』というのは大切なポイントです。普段食べないものは、非常時にもなかなか手が伸びないもの。なるべく家族になじみがあって好まれるものをストックしておきましょう」

○常温・長期保存できるものであること
「常温・長期保存できるもの(未開封時)をストックしておき、有効活用することがおすすめです。常温・長期保存ができて、かつ家族でよく食べられるものをストックしておけば、買い物が面倒なときに利用するなどさまざまなシーンで役立ちます」

○栄養補完できるものであること
「本格的な『防災食』は、主食・主菜になるものが多く、手軽で『お腹を膨らませる』ことを目的としていることが多いです。主食にプラスオンして栄養バランスを整えられるように、『ちょっともう一品』できるものを“ちょいストック”しておきましょう」

 災害が起きた非常時はいつも通りにいかないことが多い分、普段の日常を感じられるものが心を落ち着かせるといいます。ライフラインの状況などで、できることが限られるなかでも“いつもの味”が作れたら、空腹だけでなく心も満たしてくれるかもしれません。

 改めてこの機会に、備蓄食料の確認やローリングストックのラインナップを見直してみるなど、災害時の備えをしっかりしておきたいですね。

(Hint-Pot編集部)