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起源はルーズベルト大統領の愛称「テディ」 世界中でテディベアが愛されるワケ
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つぶらな瞳に、モコモコしたやわらかい手触りのぬいぐるみ。その愛らしい姿に心癒やされたという人は少なくないでしょう。10月27日は「テディベアの日」。子どもから大人まで、世界中で愛されるテディベアの魅力とはなんなのでしょうか。ギネス世界記録にも認定された世界最小のテディベアから、世界15か国18テーマが表現されたテディベアまで、国内最大規模の1万1000体を展示する「蓼科テディベア美術館」(長野県立科町)の学芸員・芝間朱里さんに伺いました。
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テディベアの定義は「クマの形をしたぬいぐるみ」
テディベアが動物のクマなのは広く知られています。しかし、クマといってもさまざまな種類が生息し、モチーフにしたキャラクターも数多くあります。いったい、その“定義”はなんでしょうか。
芝間さんによれば「クマの形をしたぬいぐるみであれば、テディベアと呼んでもいいんですよ。日本テディベア協会でそう認定しています」とのこと。
キーホルダーのような手のひらサイズでも、抱えられないほど大きなものでもOK。ヒグマでもツキノワグマでも、ホッキョクグマでもグリズリーでも、もちろんパンダでも。「パディントン」や「クマのプーさん」もぬいぐるみなら、みんなテディベアなのです。
「素材は動物の毛を使ったモヘアから、コットンやアクリル繊維などいろいろあります。定義は低く設定したほうがその世界に入りやすいですし、小さいお子さんにも理解されやすいと思います。なにより“ぬいぐるみ”と呼ぶより、“テディベア”のほうがかっこいいじゃないですか」というのが芝間さんの見解です。
テディベアの起源は、米国第26代大統領のセオドア・ルーズベルトの愛称「テディ」にあります。狩猟の際に瀕死のクマを撃たなかった逸話が元になっています。そのルーズベルト大統領の誕生日が10月27日だったことにちなみ、世界的に「テディベアの日」として認識されるようになりました。愛らしいぬいぐるみは世界中のセレブリティにも人気で、かつてエルヴィス・プレスリーも「テディベア」という曲を歌うほど好きだったことが知られています。