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令和を機に婚活を始めてみたけれど…35歳女性が語る「ちょっとしんどくなっている」こと
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婚活パーティーで仲良くなった女性達とカフェへ 「傷をなめ合うような関係」が心地よくて
女性達がたまたま、絵里さんの好きなロックグループのファンということもあり、絵里さんは、すっかり本来の目的を忘れてしばらく談笑をしてしまったそうです。すると、その女性グループのひとりから「この後、あいてます? 私達と一緒にお茶でもしません?」と誘われました。その日も男性と出会えなかった絵里さんは、意気投合してしまった女性達についてカフェに行くことにしました。
すると、会場を離れた途端、「ねえ、聞いてよ!」と、ひとりが勇んで話始めたことをきっかけに、先ほどの婚活パーティーにいた男性やほかの参加女性についての文句や愚痴が始まったそうです。
「最初は引き気味だったのですが、それまでパーティーでモヤモヤすることが多かったので、いつの間にか私も盛り上がってしまいました。参加していない友達と話すよりも、さっきまで同じ場にいた人達なので、共感度はハンパないですよね。いつしかお悩み相談の女子会みたいになって。すっかりと打ちとけて、彼女達と連絡先を交換して帰ってきました」
それがきっかけで、すっかりパーティー後の反省会を兼ねた女子会にハマってしまったという絵里さん。独身しかいない上に、その日収穫がなかった者同士、傷をなめ合うような関係がすっかり心地よくなってしまったのだとか。
仲良くなった女友達からパーティーの誘い 自慢話や悪口に違和感
「最近は、婚活パーティーでできた女友達と一緒にパーティーに参加することもあります。それぞれが別のパーティーで顔見知りになった子も誘ったりして、数人でグループで参加することもありました。最初はそれも楽しかったのですが、最近は『面倒くさい』と感じてしまう自分もいます……」
気が付けば結婚相手を探すよりも女友達との関係づくりを重視するようになってしまった、と絵里さん。女友達から誘われて、ゲーム感覚で連絡先がいくつ交換できたかを競い合ったり、他の子よりもマッチング率を高くしたくて好きでもない男性を狙ってみたり。
「好みの男性がほかの参加女性とカップル成立したら、その女性の容姿やファッションについて悪口大会になったときに、ふと『これはヤバイ』と気が付いたんです。婚活を始めて半年ほど。休日返上で自分が手にしたものはなんだったのだろう? 令和になって変わったことってなんだろう? と考えてみたら、婚活パーティーで知り合った女子の連絡先が一番増えているんですよね」
最初は真剣に結婚相手を探していたはずなのに、いつしか居心地の良い女友達グループ探しになってしまっていたという絵里さん。「婚活を始めてから、むしろ恋愛運が下がっているような気がして。これも婚活疲れの一種なのでしょうか……」と、ため息が漏れるのでした。
(Hint-Pot編集部)