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11月11日は「ジュエリーデー」 「4C」や「K18」って何? 基礎知識を聞いた

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著者:Hint-Pot編集部・出口 夏奈子

ハートのデザインにダイヤモンドが輝くジュエリー(写真はイメージ)【写真:写真AC】
ハートのデザインにダイヤモンドが輝くジュエリー(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 11月11日は「ジュエリーデー」。宝石の単位(1カラット=0.2グラム)を日本で正式に制定した日が1909年11月11日であることから、ジュエリーの業界団体によって今から37年前に制定されました。ジュエリーは記念日や自分へのご褒美など特別なものだからこそ、普段使いがしにくいと感じている人や、若い頃は華美になりすぎてしまうと避けてきた結果、自分にはどんなものが似合うかわからないと悩んでいる人もいるでしょう。そこで「ジュエリーデー」にちなみ、ジュエリーの基礎知識や失敗しない選び方について、ジュエリーの業界団体に話を伺いました。

 ◇ ◇ ◇

ジュエリーとアクセサリーの違いとは

 まず、ジュエリーと混同して使われがちな言葉にアクセサリーがありますが、その違いはご存じですか? ジュエリーとはダイヤモンドなどの「宝石」、金・銀・プラチナなどの「貴金属」といった希少価値の高い素材を使った装飾品を指します。

 一方、アクセサリーは使用素材に制限がありません。木やガラスなどを使ったものからジュエリーまでを含む装身具の総称で、アクセサリーという大きなカテゴリの中にジュエリーがあるイメージです。

 では、ジュエリーに使われる「宝石」とはなんでしょうか。業界団体によれば「美しいこと、希少性があること、そして耐久性があること」という3つの条件があるといいます。

 そんななか、ジュエリーの代表格であるダイヤモンドには、「4C」と呼ばれる品質評価基準が国際的に使用されています。

○4Cの意味
カラット(Carat)………重量
カラー(Color)…………色
カット(Cut)……………形の良し悪し
クラリティ(Clarity)…透明度

 1つ目の「カラット」とは、「ジュエリーデー」の由縁にもなっている宝石の単位で、耳にしたことがある人も多いでしょう。つい、カラットが大きければ大きいほど価値が高いと思いがちですが、大きさだけでダイヤモンドの価値は決まりません。これら4つの項目の組み合わせで評価されているのです。

 2つ目の「カラー」とは、アルファベットのDからZまでの23段階で、黄色味の程度を表したもの。最高ランクの無色をDとし、Zに近づくほど黄色味が増しランクが下がっていきます。また、ブルーやピンクなどの色つきは「ファンシーカラーダイヤモンド」と呼ばれ、希少性が非常に高くなるそうです。

 3つ目の「カット」は、ダイヤモンドの理想的なカットとされるラウンド・ブリリアント・カットに対する評価です。最も美しいカットには、エクセレントの評価が。続いて、ベリーグッド、グッド、フェア、プアの5段階で等級づけされます。そして、4つ目の「クラリティ」は透明度のことで、インクルージョンといわれる内部特徴や、ブレミッシュといわれる外部特徴で評価します。

 続いて、ジュエリーを定義するうえで欠かせない素材、金・銀・プラチナなどの「貴金属」についての豆知識も。「K18」や「K24」など、Kと数字が並んだ刻印を見たことはありませんか。「K」は「カラット(Karat)」の頭文字で、金の品位を表す単位です。金は24分率という独特な単位で、999パーミル(99.9%)以上の純度の金を「24金」とします。また、「18金」の場合は、金の含有率が750パーミル(75%)になります。