ライフスタイル
11月11日は「ジュエリーデー」 「4C」や「K18」って何? 基礎知識を聞いた
公開日: / 更新日:
近年増えている自分で自分にプレゼントする「ご褒美ジュエリー」
業界団体によると、日本人にジュエリーを着ける習慣ができたのは、明治時代以降だといいます。
「日本では着物を普段着として着ていた歴史が長いことから、ジュエリーを身に着ける習慣はあまりなかったといいます。しかし、明治時代に入り服装が和装から洋装へと変わっていったことで、富裕層を中心にジュエリーが身近になっていったそうです。もともとドレス文化の欧米では、イヤリングやネックレスなど首周りにジュエリーを身に着ける人が多かったようですね。日本では指輪を身に着ける人が多かったそうです」
業界団体によると、愛されるジュエリーは時代とともに様変わりしているといいます。最近では、コロナ禍によりオンライン上で人と会う機会が多かったためか、指輪よりもピアスなど顔周りに着けるジュエリーを取り入れる人が増えた印象があるそうです。また近年、インスタグラムの投稿で「#ご褒美ジュエリー」というハッシュタグが流行しており、「自分の今までの頑張りに対してご褒美をあげたいとか、これからの頑張りのためにといった理由から、自分のためにジュエリーを購入する方が増えていると聞きます」といいます。
せっかくのご褒美ならば、自分に似合って、いつまでも使えるジュエリーを選びたいところ。購入する際に失敗しないポイントはあるのでしょうか。
「きちんとしたジュエリーショップを選び、信頼できる販売員から購入するのが一番安心できると思います。たとえば、ジュエリーに関する専門的な知識をもとに適切なアドバイスやコーディネートを行うことができる、ジュエリーコーディネーターという資格を持つ人に相談するといいでしょう。3級から1級まであり、資格を持つ販売員は胸にバッジをつけています。相談することで、安心してジュエリーを選ぶことができるのではないかなと思います」
身に着けるだけで幸せな気持ちになれるジュエリー。美しく、希少で、耐久性があるからこそ「一生もの」と表現されることも多いですが、すべては出合いとタイミング。自分だけのお気に入りのジュエリーに出合いたいですね。
1988年にジュエリー産業に携わる企業などの組織団体として設立。翌年からは日本のジュエリーの発展とクリエイターの才能を国内外へ発信することを目的に、ジュエリーデザインのコンペティションを開催。1997年には、販売員をはじめジュエリー関連業務に携わる専門家の育成を目的としてジュエリーコーディネーターの資格制度を作るなど、消費者が安心してジュエリーを購入できるような活動を行っている。
(Hint-Pot編集部・出口 夏奈子)