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一年中生息するトコジラミ 吸血されると強いかゆみも 発生させないための対処法とは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

宿泊先から連れて帰ってしまうケースも…

 現在、家の中にトコジラミがいなくても、外から連れてきてしまう可能性があるので注意が必要です。

 人の出入りが多い宿泊施設などを利用するときは、部屋の中にトコジラミの痕跡がないかを確認するといいでしょう。2ミリほどの黒褐色の汚れ(血糞)があった場合は、トコジラミがいる可能性があります。

 どうしても心配な場合は、電気をつけたまま寝るといいでしょう。トコジラミは明るい場所が苦手なため、夜になって部屋が暗くなると動きが活発に。電気をつけたままにしておけば基本的には出てこないので、リスクを減らすことができます。

 荷物にまぎれて持ち帰ってしまうケースもあるので、チェックアウト前にもよく確認しましょう。トコジラミは繁殖力が高く、持ち帰ってしまうと駆除に手間がかかります。宿泊先では明るい場所で荷造りし、帰宅後に荷物に潜んでいないかをチェックするようにしましょう。

トコジラミを発生させないための対策法

 もしも家の中でトコジラミを発見したときは、どうすればいいのでしょうか。

 トコジラミは飛ぶことができず、お腹をこすりつけて歩き回ります。見つけたトコジラミを駆除する場合は、有効成分を含んだマイクロパウダー入りの駆除剤を床にまいておくことで、マイクロパウダーがトコジラミの体に密着して効果的に駆除することができます。

 さらに、トコジラミの被害を受けたら、部屋の隅や押し入れの奥、ベッドの下など、隠れ場所になりそうな狭い隙間にスプレーをしておくと予防にもなります。ただし、みだりにスプレーするのではく、使用量や使い方に注意してください。薬剤が目や肌に触れないように、観葉植物やペットにかからないようにしましょう。

 最近は薬剤が効きにくい抵抗性のトコジラミの発生も問題になっています。従来の有効成分(ピレスロイド系)が効きにくい抵抗性ゴキブリやトコジラミまでしっかり駆除できる燻煙剤をおすすめします。使用法を守れば、小さなお子さんやペットがいても安心して使うことできますよ。

 また、パッケージの裏面に対象害虫がトコジラミと記載のある虫除け剤を肌に塗ることで、吸血されるのを防ぐことができます。衣類から露出している箇所に、ムラなく塗布しましょう。

(Hint-Pot編集部)