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七五三やお宮参りで着たい実家の着物 気になるにおいや合わないサイズの解決策とは

公開日:  /  更新日:

著者:橘川 麻実

監修:山口 さくら

11月15日は七五三。お参りで着物を着る際の注意点とは(写真はイメージ)【写真:Getty Images】
11月15日は七五三。お参りで着物を着る際の注意点とは(写真はイメージ)【写真:Getty Images】

 子どものお宮参りや七五三などで着物を着たいと思ったとき、購入やレンタルのほかに「実家の着物」という選択肢はありませんか。母や祖母などから大切に受け継がれてきた着物は、我が子のお祝い事に着るのにはぴったりですよね。ところが、送られてきた着物をいざ着ようと思ったら「大変!」となる人が意外と多い模様。実家の着物を着ようとするときに、起こりがちな困り事と、その解決策をご紹介します。

 ◇ ◇ ◇

困り事1:におい

長く保管されていたものはにおいに注意(写真はイメージ)【写真:写真AC】
長く保管されていたものはにおいに注意(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 実家のタンスから送られてきた着物。「たとう紙」と呼ばれる和紙に包まれ、いかにも大切に扱われてきた雰囲気を醸し出していますが、まずチェックしたいのはにおいです。

 長期間保管されてきた着物のなかには、「樟脳(しょうのう)」という防虫剤の独特な香りがついている可能性があります。また、しばらくタンスから出していなかった着物には、目に見えないカビが生えている場合も……。そのまま着るとにおいが気になるだけでなく、具合が悪くなってしまう人もいます。

 着物が手元に届いたら、たとう紙から出してしばらく着物用ハンガーにかけておきましょう。ハンガーにかけた状態で、扇風機などを使い風を当てるのも効果的です。

 それでもにおいが取れない場合は、大きめのゴミ袋に冷蔵庫用などの消臭剤と一緒に入れて口を縛り、1日以上置いてみてください。それでも効果がみられない場合は、ドライヤーやアイロンで熱を与えるのもにおい消しに効果的です。

 また、カビのにおいを感じた場合は、着終わって実家へ戻す前に、クリーニング店や着物専門のお手入れ業者でカビ取り処置をすることをおすすめします。たとう紙もカビている可能性があるので取り替えましょう。