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「カジキマグロ」という魚はいない 意外に知らないカジキの種類や栄養を栄養士が紹介

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

教えてくれた人:和漢 歩実

メカジキ、マカジキ、クロカジキの栄養価の違いとは

メカジキのソテー(写真はイメージ)【写真:写真AC】
メカジキのソテー(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 魚は、たんぱく質やカルシウムなど人の体にとって良い栄養素をたくさん含む食材で、カジキも同様です。体作りに不可欠な良質なたんぱく質のほか、カルシウムの吸収を助けるビタミンD、抗酸化作用が期待されるビタミンEが多く含まれています。

 カジキは種類によって、含む栄養素などの数値が異なる特徴が。日本食品標準成分表2020年版(八訂)をもとに、100グラムあたりの栄養価を比較しましょう。

○エネルギー
メカジキ:139キロカロリー
マカジキ:107キロカロリー
クロカジキ:93キロカロリー

○たんぱく質
メカジキ:19.2グラム
マカジキ:23.1グラム
クロカジキ:22.9グラム

○脂質
メカジキ:7.6グラム
マカジキ:1.8グラム
クロカジキ:0.2グラム

○ビタミンD
メカジキ:8.8マイクログラム
マカジキ:12.0マイクログラム
クロカジキ:38.0マイクログラム

○ビタミンE
メカジキ:4.4ミリグラム
マカジキ:1.2ミリグラム
クロカジキ:0.9ミリグラム

 以上のように、メカジキはほかのカジキよりも脂質やビタミンEが多い特徴があります。マカジキはたんぱく質を多く含み、クロカジキは脂質が少なく低カロリーで。ビタミンDを多く含むことがわかります。

 種類にかかわらず、カジキの味わいは、あっさりと淡泊ながら旨味が強いのが特徴です。刺身で食べても、煮ても焼いても、おいしく食べられます。肉厚で食べごたえもあるので、満足度も高いでしょう。

(Hint-Pot編集部)

和漢 歩実(わかん・ゆみ)

栄養士、家庭科教諭、栄養薬膳士。公立高校の教諭として27年間、教壇に立つ。現在はフリーの立場で講師として食品学などを教える。現代栄養と古来の薬膳の知恵を取り入れた健やかな食生活を提唱。食を通して笑顔になる人を増やす活動に力を注いでいる。
ブログ:和漢歩実のおいしい栄養塾