洋の東西を問わず多くの食文化を取り入れ、世界の食が味わえるといわれる日本。海外由来の食を独自に進化させた料理は数多くありますが、昔から日本で親しまれてきた食べ物ももちろん人気があります。初来日のオーストラリア人女性は、古くからある日本のおやつが気に入ったようです。いったい、どんな和スイーツをおいしいと感じたのでしょうか。

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スケジュールが合わずに訪問できなかった場所も

　新宿で出会ったオーストラリア人エンジニアのルークさんと、地質学者のアリソンさん。日本を離れてオーストラリアへ帰国してからも、楽しんだ様子を知らせてくれました。

　1週間の予定で東京に滞在し、当初は日帰りで関西へと足を延ばすつもりだと話していたふたりでしたが、結局は京都や大阪へ行かず、浅草や芝・増上寺を訪れるなど東京を満喫したと話します。しかし、スケジュールが合わず、訪問が叶わなかった場所もあったそう。

「銀座4丁目の交差点に行って、日産の車のディスプレイを見たよ。心残りは、週末しか一般公開していない、横浜にある大森ファクトリー（※編集部注：レーシングカーなどの展示が見学できる）に行けなかったこと。次に日本へ来たときには、絶対に行きたい場所だわ」

日本で一番おいしかったものは？

　日本滞在中にさまざまなグルメも楽しんだふたりに、一番おいしかったものを聞いてみました。

「2日目のお昼に食べたステーキかな。日本食じゃないけど（笑）」と話すルークさんに対し、アリソンさんは和菓子の代表のひとつを挙げます。

「私はたい焼きかも。見た目もかわいいわよね」

　たい焼きは、明治時代に誕生したといわれています。もともと江戸時代からあった、小豆を炊いたあんこを小麦粉の生地で包んで焼いた今川焼きを、縁起のいいタイの形にしたもの。素朴な味わいで、昔から日本人に親しまれてきた和のおやつです。

　流行り廃りが行き交う日本の食文化ですが、ベーシックな和の味を気に入ってくれたのは、とてもうれしいですね。

　次回は絶対に行きたい場所もあり、再来日を希望しているふたり。きっとまた、日本に遊びにきてくださいね！

（Hint-Pot編集部）