初めて訪れる旅先で起きた出来事が、かけがえのない思い出になることがあります。また、大切な記念日を過ごした場所には特別な思いを抱くことも。あるフィリピン人カップルにとっては、日本が忘れられない場所になりました。いったい、どんなことがあったのでしょうか。

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紅葉を気に入ったヘーゼルさんのため河口湖へ　来日前からの計画を実行

　原宿・明治神宮で出会ったフィリピン人カップルのワンナイさんとヘーゼルさん。「フィリピンとはまったく違う文化、食べ物、最先端のテクノロジーなどを楽しむために来た」というふたりは、日本のマナーをリスペクトした振る舞いで旅を楽しんでいました。

　ふたりはSHIBUYA SKY（渋谷スカイ）や東京ディズニーランド、代々木公園、隅田公園などさまざまな場所を満喫。そしてワンナイさんは旅の最後に、ある計画を実行に移しました。

「実は日本に行く前からプロポーズを考えていた。ふたりでの海外旅行は初めてだったからね。日本は素晴らしく、美しい場所や特徴的な場所がたくさんあるだろうとも思っていたんだ。ヘーゼルは日本の秋の感じ、とくに紅葉が気に入ったみたいだった。だから河口湖の近くにある大石公園に行くことにしたんだ。そこは本当に理想通り、完璧な場所だった。プロポーズしたときは非現実的に感じたし、ヘーゼルはとても夢心地だったようだ」

　目を輝かせながら、素敵なサプライズについて教えてくれたワンナイさん。ヘーゼルさんからはどんな答えが返ってきたのでしょうか？

「ヘーゼルと婚約したんだ！　僕たちふたりにとって、日本は忘れられない場所になった」

　ワンナイさんのプロポーズは大成功！　あらかじめ日本で流行中のスイーツをチェックするなど、リサーチ上手なワンナイさんは、ヘーゼルさんのハートをしっかりつかむ準備も万全だったようです。

　さらに、ふたりにとって大切な場所になった日本へ、再訪する計画も立てていると明かしてくれました。

「また来日することをすでに考えているよ。まだ見てない、行ってない場所もたくさんある。今回の旅行で出会った日本人の友達にも言わずに、サプライズでのカムバックをふたりで考え中なんだ。次は春の桜が満開の時期に来てみたいよ」

　プロポーズを成功させた河口湖は、紅葉の美しさだけでなく、桜の名所でもあります。今度は咲き誇る桜の季節に、日本でふたりの幸せな思い出を増やしてほしいですね。

（Hint-Pot編集部）