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プロに聞く「週末まとめ買い」のコツ 平日の料理にゆとり 便利すぎるキッチングッズも紹介
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料理を作ろうとすると、意外と時間がかかるのが買い出しです。通勤帰りにスーパーに寄り、あれこれ悩み、重い袋を持って帰宅…。そんな日々の負担を楽にするのが、「週末まとめ買い」という習慣です。YouTubeチャンネル登録者数24万人を誇り、新著「晩ごはん食堂 もっとラクうま!- 週末まとめ買いから平日5日間のラクチン献立 -」(ワニブックス刊)を上梓した晩ごはん食堂さんに、買い出しのコツやお勧めのキッチングッズを聞きました。
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まとめ買いしたいけど…食材選びはどうやってすればいい?
料理をする上で、まずやらなければいけないことは買い出しです。時間がないときや、やる気が出ないときは、とくにおっくうですよね。
晩ごはん食堂さんは、「週末まとめ買い」をすることで、負担を大幅に減らすことを提唱しています。にもかかわらず、料理はどれも本格派。どのように買い出しをしているのでしょうか。
まずは野菜です。
「最近食材の値段も上がっているので、旬のものや特売のものを買うようにしています。スーパーに入ると、まず平置きになっているところがあります。お買い得のものが並んでいることが多いので、そのあたりからバランスよく選ぶようにしています」
いまは1週間分のメニューを事前に決めているものの、かつてはその場その場で買う野菜を選んでいたそう。
「栄養のバランスがよくなるように選ぶコツとしては、いろんな色の食材を選んでいただくのがお勧めです。栄養素にあまり詳しくないという場合でも、赤や緑、白、茶色というような感じで買い物かごの中をカラフルにしていくと栄養バランスがよくなると思います」と、アドバイスしました。中でも葉物は必ず購入しており、「小松菜やほうれん草、冬なら春菊や水菜を購入することが多いです。葉物は使い勝手がいいので、そのときに安いものを買っています」と、付け加えました。
続いて肉や魚です。晩ごはん食堂さんは、「5日なら、3日が肉で魚が2日か、肉が4日で魚が1日ぐらい」のバランスで購入しているそうです。
「必ず買うのは鶏肉。家族の希望もあるので、モモが多いです。豚とか牛に関しては値段や部位を見つつ、作りたいものがあれば選んで買っています」
野菜に比べて傷みやすいため、購入後は使わない分は冷凍室へ。
「1回で使う分がひとまとまりになっていると楽だと思うので、大体家族の人数構成と自分が使いたい量に分けて、ラップをして保存袋に入れて密封し、冷凍庫で保存しています。使うメニューが変わることもあるので基本的には切ったりまではしていないです」
まとめ買いはどうしても大量の荷物になりがち。その負担を減らしたいときは、ネットスーパーを併用するのもありだそう。
「私は最近ネットスーパーを使うことも多いです。重いなと思うもの、特に調味料がいくつか切れてしまったときはネットに頼っています。意外とネットの方が調味料が安かったりする場合もあるんです」
米や牛乳など重量のある食材もネットを利用すれば、受け取るだけです。買い出しは週末の1回で済ませやすくなります。「週末まとめ買いだと重くて大変でしたら、日曜と水曜など、週2回に分けて買い物してもいいと思います」と、続けました。