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日本のトイレは“異常に”きれいで先進的 英国の職場で知った衛生観念の違い トラウマ級の出来事とは
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汚いのはトイレだけではなかった!
また、デスク周りが基本的に汚いことも特徴かもしれません。整理整頓の観念がないのかな? というくらいの乱雑さと汚さです。
もちろん、なかにはきれいにしている人もいましたが、稀有な存在です。デスクの上に置かれているのは書類だけではありません。バッグや飲み物、コップ、お菓子、ランチボックス。さらには、鼻をかんだ使いかけのティッシュなど、なぜ取っておいているのかよくわからないものまでずっと置いている人も。
施設管理部門も、さすがに目に余ったのか、頻繁に一斉メールで「デスク周りをきれいに片づけなさい」という注意喚起を送ってきていました。ここは小学校? という感じですよね。
なかでも私の一番の思い出は、フロア配置変更に伴い、新しい座席に着いたときのこと。付属のドロワーを開けたところ、明らかに使用済みのフォークがむき出しで入っていました。
いつ、誰が、どのように入れたのかは定かではありませんが(この座席を使っていた前の人だとは思いますが)、ごはんを食べたあとにさっと入れて、そのまま忘れてずっと放置したのだと思うと、ちょっとぞっととしますよね。
こんなふうに、日本ではあまり想像できないトラップが仕掛けられているのが英国の職場なのです。
(Moyo)
Moyo(モヨ)
新卒採用で日本の出版社に入社するも、心身ともに疲弊し20代後半にノープランで退職。それまでの海外経験は数度の旅行程度だったが、イギリスへ語学留学ののち移住した。そのまま、あれよあれよと7年の月日が経ち、現在はフランスに在住。ライター、エディター、翻訳家、コンサルタントとして活動している。最近ようやくチーズのおいしさに少し目覚める。