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ツリーやリースだけじゃない! シンプルだけど華やかに クリスマスを彩る植物とは
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教えてくれた人:のなか りえこ
枝編:フレッシュな切り枝は、そのまま飾っても映える
フレッシュな切り枝も、クリスマスのオブジェとして大活躍。香りを楽しめたり、実がついたりしたものがおすすめです。スワッグやリースなどに用いられることが多いですが、そのまま枝として飾ってもおしゃれ。枝の先端に十字の切り込みを入れると、水の吸い上がりが良くなり長持ちします。
○コニファー
針葉樹の総称で、円錐形やこんもりと丸く育つ樹形が特徴です。ブルーアイスやフィリフェラオーレアなどがあり、リースやスワッグなどにして飾ることが多いですが、枝のまま水を入れた花瓶に生けるだけで映えるインテリアになります。
○ユーカリ
オーストラリア南東部、タスマニア島原産の常緑高木。枝を花束のように重ねていき、根元をまとめて紐で結んでスワッグ(壁飾り)にすると、香りも楽しめるおしゃれなインテリアに。そのままドライフラワーにしても長期間飾れます。
○ヤドリギ
ほかの樹木の枝や幹に寄生して、水分や栄養分をもらって成長する常緑の植物です。成長するにつれて葉が密集し、鳥の巣のような形に。クリスマスシーズンに、薄い黄色の丸い実をつけます。冬でも青々と葉を茂らせるので、「永遠」を象徴する神聖な樹とされ、クリスマスシーズンにこの枝を飾る国や地域もあるようです。
○アメリカンホーリー
クリスマスホーリーやセイヨウヒイラギとも呼ばれます。赤い実をつけ、クリスマスの定番です。日本のヒイラギと葉の形がよく似ていますが、別の植物。成長するにつれて葉のトゲがなくなります。枝を小ぶりにしてテーブルに置いたり、皿に飾ったりすると、クリスマスにぴったりのインテリアになるでしょう。
○ヒイラギ
葉の緑色がギザギザしているのが特徴です。漢字で「疼」と書くこともあります。「疼」は「ひいらぐ(痛む)」の意味で、葉のトゲに触れると痛いことに由来するとか。古くは「鬼がトゲを嫌う」と信じられ、魔除けの木として植えられてきました。クリスマスシーズンに白い小花を咲かせ、暑くなると黒紫の実がなります。
(Hint-Pot編集部)
のなか りえこ
フラワー&グリーンコーディネーター。インテリア商材を扱う仕事から花の世界へ。現在はフリーで活動中。花と植物に関する提案・制作(装花・装飾・植栽など)を中心に行う。
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