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袋で成形するから型いらず シュトレンを自宅で簡単に作る方法 やってみた

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著者:Hint-Pot編集部

12月25日のクリスマスに向けて少しずつ食べるドイツの伝統菓子、シュトレン(写真はイメージ)【写真:写真AC】
12月25日のクリスマスに向けて少しずつ食べるドイツの伝統菓子、シュトレン(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 クリスマスシーズン定番のドイツ伝統菓子「シュトレン」。ドライフルーツやナッツがたっぷり入ったケーキは近年、日本でもさまざまなベーカリーや洋菓子店で販売されています。有名店で購入するのも良いですが、実は自宅でも簡単に作ることができるようです。インターネット上では、袋で混ぜて成形する、型いらずのお手軽シュトレンレシピが話題に。本当においしく作ることができるのか、実際に試してみました。

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シュトレンは断食期間に少しずつ食べる伝統的な菓子

 シュトレンの起源は諸説ありますが、発祥の地はドイツ東部のドレスデンといわれています。原形は小麦粉、酵母、油、水だけというシンプルな素材で作られていました。

 また、特徴的なのはその食べ方。真ん中から切って、薄くスライスしたものを何日もかけて食べるのですが、その理由は中世までさかのぼります。当時、12月1日から25日のクリスマス本番を迎えるまでの約4週間は断食期間でした。その期間に食べていた特別なパンが、シュトレンのもとになったといわれています。

 少しずつ食べていくとなると、気になるのは賞味期限です。使用した食材や配合などにもよりますが、1~3か月はもつとされています。手作りのものは、空気に触れないようしっかりと密閉し、冷蔵保存で早めに食べ切るようにしましょう。食べ切れない場合は、乾燥しないようにしっかりとラップをかけたうえでの冷凍保存をおすすめします。