そろそろ大掃除の季節。本腰を入れてきれいにしたい場所の代表格といえば、お風呂場です。お風呂のカビ取り専用洗剤は数多くありますが、今回は、専用のカビ取り洗剤がなくてもしっかりカビが落ちる掃除方法に挑戦。やりやすさや、本当に落ちたかなどを検証しました。

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お風呂はカビが発生しやすい

　カビがお風呂場に発生しやすい理由は、その環境にあります。暖かくて水分があり、石けんカスなどの栄養がたっぷり。カビの増殖にとって最適な場所なのです。

　そのためカビは広がりやすく、天井や壁などに発生することも。カビ取りスプレーで取ろうとしたところ、液が流れてしまい落ち切らなかったという経験はありませんか。

　最近では、流れ落ちないジェルタイプなど、さまざまな洗剤が登場しています。もちろん効果は抜群ですが、わざわざ購入するのが面倒だったり、買い忘れて家になかったり……。新商品が出るたびに気になって、使いかけばかり溜まっていくという場合もあるかもしれません。

　そこで今回は、専用のカビ取り剤を使わずにお風呂のカビを掃除。浴槽と壁の境目や、扉のカビが本当に取れるのか試してみました。

　家中を掃除するとなると、台所洗剤やお風呂場用洗剤など、場所に合わせてさまざまな洗剤を買いそろえる人が多いと思います。しかし、場所にとらわれることなく洗剤を併用できれば、場所も取らず掃除もはかどりそうです。

自宅のキッチンにあるものでカビが取れる！

　カビには塩素系漂白剤が効くとされています。そこで、キッチンで使っている塩素系漂白剤を利用。しかし、液体のままだと定着せず効果が出しにくくなるため、片栗粉を足してペースト状にします。こうすることで流れにくくなり、効果が出やすくなるのです。

【材料】
片栗粉
塩素系漂白剤

【手順】

1. 片栗粉と塩素系漂白剤を1：1の割合で混ぜる

2. ペースト状になった漂白剤をカビが気になる部分につけて、流れ落ちないようにラップをつける
3. 15～30分放置したら、水できれいに洗い流す
※湯で流すと片栗粉が固まってしまうため、必ず水で流す

　塩素系漂白剤は、酸性の製品と同時に使わないようにしましょう。有毒ガスが発生する危険性があります。また、漂白剤を使用する際は必ず換気し、ゴム手袋を着用してください。