仕事・人生
山田邦子さん「今の若い子たちは遠慮してしまう」 後輩たちのため…2024年にやりたいこととは
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芸人や女優、歌手、タレントなど多方面で活躍し、1980~90年代のお笑いブームでの存在感から“唯一天下を取った女性ピン芸人”とも称される山田邦子さん。テレビや舞台などに数多く出演しているほか、気さくな人柄で大物芸能人から若手芸人、スポーツ選手など幅広い交友関係をお持ちです。「Hint-Pot」編集部では年末年始の特別企画で、山田さんに全5回のインタビューを行いました。前回は2023年を振り返り、メールや手紙ではなく、感謝を伝えたい人には積極的に会いたいと語った山田さん。新たな年には後輩たちや、自身のためにやりたいことがたくさんあると話します。
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「先輩として、後輩にお笑いを受け継いでいってもらいたい」
「水曜日のダウンタウン」(TBS系)のドッキリ企画「しんどい先輩芸人からYouTubeでコラボしたいと言われたときの断り方ムズい説」に出演し、鬼越トマホークをはじめとする若手芸人たちとの交流が一気に増えました。きっかけはダウンタウンの「松ちゃん(松本人志さん)だ!」と山田さんは話します。
「松ちゃんが仕掛けなのかマジなのか、番組で私を“しんどい先輩”って言って、後輩芸人にぶつけたんです。なに!? と思ったけど、それから、好かれてはいないかもしれないけど(笑)、いろんな事務所の後輩が『邦子さん』『邦ちゃん』って集まってくれるようになりました。
だから、せっかく知り合えた若い子たちをまとめるようなこと、やっていくべきだなって。クラブ活動でもいいと思うんですよ。趣味は、生き方や芸のためにも大事。
釣り部でもいいし、ゴルフ部でもいい。グルメ部でも、ドライブ部でも、演劇を鑑賞する観劇部や、スポーツ観戦部でも……。なんでもいいから、趣味を通じて彼らがさまざまなことを知る機会を作れれば、それが財産となり、自分たちで発信していくでしょうから」
もちろん先輩芸人として、お笑いについても「後輩たちの力になりたい」と考えているそう。
「ネタをやるライブを主催できればと思っています。私自身も学ばせてもらえるから、ネタを一緒にやりたいし、そのために出資もしてあげたい。
やっぱり先輩として、後輩にお笑いを受け継いでいってもらいたいし、そういうことにお金を使うのがいいと思うんですよ。子どもがいないから、財産を残したってしょうがないでしょ。使い切らないとね(笑)」