インタビュー

志村けんさんの死に後押しされて 加藤綾菜さん「加トちゃんの良き妻に」 いつかではなく今、本気で介護を学ぶ理由

著者:和栗 恵

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加藤綾菜さん【写真提供:加藤綾菜】
加藤綾菜さん【写真提供:加藤綾菜】

「ザ・ドリフターズ」の加藤茶さん(77)と2011年6月に結婚した加藤綾菜さん(32)。45歳という年齢差婚は、世間を驚かせました。当時は心ないバッシングも受けましたが、結婚9年、今や芸能界きってのおしどり夫婦として知られています。綾菜さんには今年3月、将来に向けて新たに決意を固める出来事がありました。「いつか」ではなく、「今できることをやっておこう」――。将来を見据え、介護について学び、向き合うことを開始。その想いを聞きました。

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加藤茶さんが80歳、90歳になる未来を見据え、介護士の資格を

「実は結婚するまで、“介護”という発想そのものが自分の中にありませんでした。もちろん、私たちが結婚した時に加トちゃんはすでに68歳。軽い気持ちで『あなたがいずれ介護状態になったら、私が面倒を見るね』なんて言ってはいたのですが、加トちゃんも私も、お互いにそんなことはないだろうと楽観視していたように思います」

 そう語った綾菜さん。加藤茶さんと結婚した当初は、勝手な憶測や嫉妬からいわれのないバッシングをされることもありましたが、結婚して9年経った現在までずっと夫婦関係は円満です。

 とはいえ、今では元気な様子の加藤茶さんですが、過去には体調を大きく崩したことも。結婚4年目、2014年にはパーキンソン病と似た、手足が震え筋肉の動きが悪くなる症状を起こす「パーキンソン症候群」と診断されました。大動脈解離の手術を受けた2006年以降に服用していた複数の薬のうちの1つが身体に合わなかったとみられていますが、のどの筋肉も衰えて食事を飲み込むこともできなくなり、一時は体重が38キロまで激減したとか。

 その際、綾菜さんは「絶対に死なせてはいけない」という強い思いで、夫の入院はもちろん、筋肉を動かすつらいリハビリ生活も献身的に支えました。しかし、実際には「自分は何もできない」という悔いも。そこで「加トちゃんにとって良き妻になる」ことを目的に、食育インストラクターの資格を取得。減塩料理の教室にも通うなど、加藤茶さんの健康維持をサポートしています。