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仕事・人生

「一日警察署長も悪くはないけど…」 山田邦子さんが大切にしている活動とは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部・鍬田 美穂

「もっと地域に密着した人に」 消防応援団への思い

「地域に密着した人になりたい」という山田邦子さん【写真:Hint-Pot編集部】
「地域に密着した人になりたい」という山田邦子さん【写真:Hint-Pot編集部】

 子どもたちとのイベントで、ともに行動することがあるプロレスラーのひとり、蝶野正洋さんとは、ほかの活動でもご一緒しているそう。

「芸能人などが消防団の活動を激励したり、広報活動に協力したりする、消防応援団に入れていただいているんです。

 蝶野さんもその一員で、『街で何かあったときにAEDを使えたほうがいいし、もしものとき、人命救助のためには俺たちが頑張らなきゃって』ってプロレスラーをまとめてAED講習会を受けたりしていてね。顔は怖いけど(笑)、本当に心の優しい人だと思いますね」

 消防応援団では、どんな活動をしているのでしょうか。

「全国で行われる、消防操法大会というのに参加させてもらい、各地域の消防団の方たちに直接『ご苦労様です』とお伝えしたり、消火活動の訓練を見せていただいたり。実際に消防車からホースを伸ばして、放水して的に当てる様子は真剣そのもの。

 消防士さんや自衛隊の方もいるけれど、災害の多い日本では、被災した際に地域の消防団の方がとても貢献されているんです。最近はとくに、女性の活躍がすごい。そういう方たちを応援するのが、私たち消防応援団のお仕事になりますね」

 忙しいなか、消防応援団や子どもたちのイベント活動に関わるのは、大切にしたい思いがあるからだと山田さんは語ります。

「消防応援団の方や子ども。そういった人たちを応援するのは、これまで多くの方々から応援いただいてきたことへの恩返しだと思っているんです。

 芸能人が普通にやらせていただく形でいうと、一日警察署長なども悪くないけど、もっと地域に密着した人になりたい。地域に密着して助けている人って大切でしょ。

 今は水くさいっていうか、近所づきあいが難しいところが多いだろうけど、いつもはなんとなくの関わりでも、『あの人がいるんだ』って思われている人がつながりの中で大事だし、私も“そういう人になれれば”って考えているからですね」

(Hint-Pot編集部・鍬田 美穂)