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「人工透析、怖くない?」 加藤茶さんはまさかの返答 体質改善に努めた綾菜さんの秘策とは
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夫婦で温活 ショウガ入りの紅茶や半身浴を実践
年齢的に筋肉が落ちてきた加トちゃんは、とっても寒がりです。そこで、体を温めるため、飲み物にショウガを入れるようになりました。白湯や紅茶にすりおろしたショウガを入れるだけなのですが、体が温まります。ダイエット中の私にとってうれしい効果になりますが、食欲も収まるんです。
こうした飲み物なら加トちゃんもすんなり飲んでくれるので、収録などで出かけるときは、ショウガ紅茶を入れた水筒を持たせています。ショウガはチューブでなく、すりおろしたほうが格段においしいですよ。
あとは、入浴時間も大切にしていて、加トちゃんも私も半身浴を行っています。39度の湯に胸下まで浸かって、上半身が冷えないようにフタをしています。1回およそ40分、週3~4回くらいのペースで半身浴を続けていたら、基礎体温がアップしました。
いつまでも舞台に立っていてほしい 人工透析をすすめられたときの思い
半身浴を始めたきっかけは、加トちゃんが医師から人工透析をすすめられたことでした。大動脈解離など過去の大病のせいで、内臓が傷んでしまっていて……。肝臓や腎臓といった臓器は、一度傷むと治らないんです。「早めに人工透析をしたほうがいい。本人が楽になる」って言われ、衝撃を受けました。
治らないにしても、できることはないか先生に聞いたところ、体を温めることが大切と聞き、正しい半身浴の方法を教えてもらいました。半身浴は熱くない湯に浸かることが大切です。熱い湯だと長く入りにくいうえに、体の深部までなかなか熱くなりません。ハンバーグみたいだって気づいたら、半身浴が楽しくなってきました。
ほかにも、風呂上がりに冷え取り靴下を履き、体を温める努力を続けたところ、1か月ほどで加トちゃんの数値が改善。5年この状態が続けば、一生透析する必要がないかもと言われるほどでした。もちろん人によって効果は違いますが、加トちゃんの場合はこうした生活改善がとても大きかったと思っています。
実は、診断を受けたとき、加トちゃんに「人工透析、怖くない?」って聞いたことがあるんです。そしたら加トちゃんは「やるんだったら、楽しくやる!」ときっぱり。私のほうが不安になっていました。でも、人工透析を始めると時間がかかるため、舞台の仕事なども難しくなってしまいます。だから、加トちゃんが覚悟を決めていたとしても、加トちゃんにはいつまでも舞台に立っていてほしい私は、どうにか数値が改善してほしいと思っていました。
テレビ番組に出演した際、引退についての話題になり、「俺はボロボロになるまでやろうと思っている。108歳だと茶寿って言うんだよね。そこまで頑張ろうかなと思っている」と答えた加トちゃん。今は薄味の料理にもかなり舌が慣れてきたのか、私以上においしい、おいしいと食べてくれます。そして、本人も茶寿まで元気に長生きしたいと、以前よりももっと真剣に、健康づくりに取り組んでくれることがとてもうれしいですね。
(和栗 恵)