インタビュー

加トちゃん妻・綾菜さんが独白 志村けんさんの死に憔悴した夫を支えた2020年

著者:和栗 恵

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加藤茶さんもメロメロだという2匹の愛犬とともに【写真:加藤綾菜】
加藤茶さんもメロメロだという2匹の愛犬とともに【写真:加藤綾菜】

 コロナ禍により激動の昨年を経て、今年で結婚10周年を迎える「ザ・ドリフターズ」の加藤茶さん(77)と妻の加藤綾菜さん(32)。綾菜さんは昨年、盟友の志村けんさんを亡くし食事も喉を通らないほど憔悴しきった茶さんを支え、介護に関する各種の資格を取得しました。「100歳まで頑張ろっ」と目標を掲げ、常に前進することをやめない綾菜さんに、これまでとこれからのことを3回にわたってお聞きします。今回は、加藤茶さんとの結婚生活や綾菜さんが感じたこと&考えていることなど、1年間について振り返っていただきました。

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9年間の結婚生活で一番一緒にいた1年 書道やのんびり散歩に挑戦

 2020年を振り返ると、「加トちゃんとず~っと一緒にいた1年」でした。志村けんさんの死や、予定していた仕事が無くなってしまったこともあり、加トちゃんにとっては相当苦しい1年だったと思います。

 でも、私たち夫婦としては、こんなに長い間向き合ったことがなかったし、本当に朝から晩まで一緒にいる時間があったので、苦しさもすべてひっくるめて、楽しい1年だったようにも思います。

 コロナ禍での生活は、初めの頃は異常なくらいに感染対策に気を遣いました。加トちゃん本人も志村けんさんのことがあったためか、異様に感染を恐れていて、半年くらいず~っと家に篭りきりに。ふさぎ込んでしまい、体重もどんどん落ちてしまって……。

 そうした中、「どうやったら加トちゃんの苦しさが紛れるんだろう?」「どうすれば気分転換してもらえるだろう?」って必死に考えましたね。家にいると動かないので、最初は人が少ない夜に散歩へ連れ出そうとしたのですが、それも「いや、いいよ」って。

 それでも2人で習字をしてみたり、愛犬を口実にしてのんびりとお散歩をしたりするなど、少しずつ少しずつほだしていって、歩かせて、太陽の光を浴びさせて……。大変でしたが、それでも夫婦で乗り越えた達成感がすごくあります。今までやったことがなかったことに挑戦して、互いのプラスになった貴重な時間でした。

 今まで、2人でお散歩に行くと歩くスピードで軽く言い合いになったり、ちょっとしたことが気になったりしていました。ですが、コロナ禍の中で私自身もいろいろと考えを改めることが増え、「こうして一緒に歩いてくれる夫がいる。小さなことかもしれないけれど、これが幸せなんだ!』と、加トちゃんを改めて“素敵な存在”として感じることができました。