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【とっておき日本再発見】リポート上手なアナウンサーが紹介 「どうする家康」で注目の駿府城の魅力とは
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フリーアナウンサーたちが、バトンをつなぎながら日本の良さをリポートしていく新連載「とっておき日本再発見」。初回は、大河ドラマでも大きな注目を集めた徳川家康が愛した駿府城を、元テレビ朝日で活躍した日下千帆さんが解説します。
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家康が人質として幼少期を過ごし、生涯を閉じた駿府城
みなさん、こんにちは。「とっておき日本再発見」初回を担当させていただきます日下千帆です。
2023年、NHKでは大河ドラマ「どうする家康」が放送されました。そこで、家康が人生の3分の1を過ごした静岡市の駿府城跡地の様子をリポート。城跡は現在、旧本丸と二の丸が整備された公園に。場所はJR静岡駅から徒歩15分、静岡鉄道の新静岡駅から徒歩12分と、どちらの駅からも徒歩圏内に位置しています。
家康は、1542(天文11)年に岡崎城(愛知県岡崎市)で生まれますが、人質として今川義元が治める駿府城に送られ、19歳までの12年間、この地で過ごしました。1582(天正10)年に武田勝頼が滅んだあと、駿府は家康の領地となり、駿府城の再築城が始まります。しかし、家康は、豊臣秀吉の命令ですぐに関東への移封(国替え)を命じられました。
1603(慶長8)年、征夷大将軍となった家康は江戸幕府を開きますが、家督を2代目・秀忠に譲ると、1607(慶長12)年には駿府城に戻っています。そして、1616(元和2)年、この城で75歳の生涯を閉じました。
その後の駿府城は、1635(寛永12)年に城下の火災が城に延焼し、大半を焼失。また、「宝永地震」(1707年)や「安政の大地震」(1854年)により、石垣や建物が全壊する被害を受けています。