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おろし金に食材の繊維が残らない裏ワザ 手間が省けるのか5つの食材で試してみた
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ショウガをすりおろしたあと、おろし金に繊維が残ってしまい洗いにくくてイライラした経験はありませんか? 絡まった繊維を取り除くのは大変ですし、食材も無駄になってしまいます。そこで、おろし金にひと工夫するだけで、食材が絡みにくくなるという裏ワザに挑戦。ショウガのほかに、ニンニクや大根、ニンジン、リンゴなど、さまざまな食材をすりおろしてみました。
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「クッキングシート」がポイント
おろし金でする際に気になるのが、繊維の絡まり。とくにショウガは繊維が残りやすく、おろし金に繊維が溜まって、効率よくすりおそせなくなることもあります。
そこで、おろし金にひと工夫。使用するのはクッキングシートです。
まずは、クッキングシートをおろし金の大きさに合わせてハサミで切ります。滑りにくくするために、上下をセロハンテープで固定しました。あとはこの上から普段通り食材をすりおろすだけです。
検証する食材は、すりおろして使うことが多いショウガやニンニク、大根、ニンジン、リンゴの5種類を用意しました。食材によってそれぞれ硬さや繊維の多さが異なりますが、どのような違いが出るのでしょうか。
とくに繊維が残りやすいショウガも楽々!
まずはショウガ。クッキングシートの上からでも、普段と同じ感覚ですりおろせました。すりおろしたショウガは、クッキングシートの上に溜まるので、容器に移すのも簡単。ショウガの繊維がするすると取れて、気持ちいい! 力を入れすぎてしまったせいか、クッキングシートの一部に少し穴が開いてしまいましたが、ストレスなくすりおろすことができました。
おろし金に残ったショウガの繊維はたったこれだけ。これなら洗うのも簡単そうです。ちなみに、裏ワザなしでいつも通りすったおろし金は、ショウガの長い繊維が全体に絡んで、さっと水で流しただけでは取り除けませんでした。
ニンニクは匂い移りしない利点も!
次はニンニクです。ニンニクはショウガに比べて繊維が少なくやわらかいため、クッキングシートに穴が開くこともなく、スムーズにすりおろせました。
ニンニクのようなサイズが小さい食材は、おろし金に絡んでしまうと実際に食べられる量が少なくなってしまうので、ほとんどおろし金に残らないのは助かりますよね。うれしいのはクッキングシートを使用したことで、ニンニクの気になる匂い移りが軽減できたこと。ニンニクをすったあとでも、すぐにほかの食材をすりおろすことができます。
裏ワザなしですった場合は、ショウガほど多くないものの、おろし金全体に食材が絡んで残り、食べられる量が減ってしまった印象です。また、やはり匂いが残ってしまいました。