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からだ・美容

女性は腹筋を割るのが難しい? 「本当は割れているのにそう見えない」理由と解決方法を聞いた

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

教えてくれた人:滝沢 ななえ

腹筋を鍛えても効果が実感できないことも…(写真はイメージ)【写真:写真AC】
腹筋を鍛えても効果が実感できないことも…(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 きれいな縦線が入った腹筋に憧れてトレーニングを続けてきたけれど、目で見てわかる効果があまり感じられず、諦めてしまったという人もいるでしょう。「女性は腹筋を割るのが難しい」という話を聞くこともありますが、実際のところはどうなのでしょうか。美しい腹筋を手に入れるためにはどんなことをすれば良いのか、女性専用のパーソナルジムを主宰している、元バレーボール選手の滝沢ななえさんにレクチャーしていただきました。

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腹筋は男女関係なく割れた形状 違いは脂肪のつきやすさ?

 腹筋(腹直筋)の形状は、男女関係なく割れた形をしています。そのため、女性だからといって腹筋が割れないということはありません。ただ、女性の体は男性と比べて筋肉量が少なく、皮下脂肪がつきやすいという特徴があります。

 そのため、しっかり鍛えたつもりでも、割れた形状をしている腹筋の上に皮下脂肪がついていると、お腹の筋肉は見えません。お腹にきれいな線も入らないので、腹筋が割れていないように見えるのです。

 また、身長に対して体重が軽い「痩せ型」で、とくにお腹も出ていないのに、腹筋が割れているように見えないという人もいるでしょう。その場合は、体脂肪が多いことが原因かもしれません。「隠れ肥満」という言葉があるように、痩せていても体脂肪が多いと、筋肉の上に皮下脂肪がつくので、腹筋が割れていないように見えてしまいます。

皮下脂肪を減らすために、食生活の見直しを先に

 美しい腹筋を手に入れるためには、まずは腹筋の上にのっている皮下脂肪を減らすことが大切です。そのためには、トレーニングよりも先に食生活の見直しが必要になります。

 体脂肪になりやすいのは脂質です。普段、ファストフードや揚げ物をたくさん食べている人は控えるようにしましょう。また、砂糖がたくさん入ったジュースなど甘い飲み物も肥満の原因になります。

 ただし、皮下脂肪を減らそうと、運動をせずに食事の量を減らすのは逆効果です。筋肉が落ちて、カロリーを消費しにくい体になってしまいます。食生活を見直して改善点が分かったら、合わせて腹筋を鍛えるトレーニングを始めましょう。

 いい加減な食事を続けたまま、頑張ってトレーニングをしていても、腹筋の上に皮下脂肪がのってしまうので、いつまでも割れたようには見えません。