バーに付いたチョコレートを、温かい飲み物に入れて溶かしながら楽しむホットチョコレート。さまざまなタイプがありますが、X（ツイッター）では魚型のホットチョコレートバーに注目が集まっています。ミルクに溶かすと驚きの変化が……。18.8万件の“いいね”を集めた投稿について、制作者のもときれおが（@reoga_motoki）さんに詳しいお話を伺いました。

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魚型のホットチョコレートバー　ミルクの中で大変身

「溶けるのが楽しいホットチョコレートバー」

　そんなコメントと共に投稿された3枚の写真。1枚目には、魚型のホットチョコレートバーが写っています。続く2枚目には、湯気が立つミルクにバーを浸す様子が。そして3枚目では、チョコレートが完全に溶け、バーがあっと驚く姿になっています。

　ホットチョコレートバーのユニークなビフォーアフターは大反響を呼び、なんと18.8万件の“いいね”が集まりました。リプライ（返信）には「わ！　発想が最高すぎます！」「これはおもしろいね」「めちゃくちゃかわいい　ナイスアイデア」「骨になるのはセンスあるw」「魚好きの友達にあげたいです」「商品化してほしいです」など、称賛の声が続々と寄せられています。

ヒントはバレンタインデー特集の雑誌

「世の中を少し楽しくする」をテーマに、雑貨クリエイターとして活動するもときさん。普段から、アイデアを出すときには自分でテーマを決めてからイメージを膨らませるそう。今回のホットチョコレートバーは、美容院でたまたま目にした雑誌のバレンタインデー特集でホットチョコレートを紹介していたことからヒントを得て、アイデアを広げていきました。

　かわいらしいホットチョコレートバーのモチーフは魚。溶かしたら骨になるアイデアや、デザインにもこだわっています。

「とくに魚の種類までは意識して作っていませんが、強いて言えば、アユなど、串に刺さっている魚をイメージしていました。金魚や熱帯魚などの観賞用の魚は、串に刺さっていると違和感が生まれると思ったので。使用するとチョコレートが溶けて軸（骨）だけになり、しかもその変化は、ホットチョコレートを飲むという目的を達成する過程で起こる偶発的なものになるようにしたいと考えました」

　艶やかな魚型のチョコレートや骨の部分など、どうやって制作したのかも気になるところ。商品化を望む声も多く、ホットミルクに溶かしてその味わってみたいですが、実はこれらはすべてフルCGにより作ったものだそうです。

「実際にホットチョコレートバーを作ったわけではないので味はわかりませんが、きっとおいしいと思います。欲しいという意見を多くいただいたので、ぜひとも販売したいのですが……。食品系はハードルが高そうで、実現までには時間がかかりそうです」