アイデアは「『偶発性』も重要な要素のひとつ」

　もときさんのセンスが光る作品はほかにも。出土を擬似体験できるという「珪藻土ドライキーパー」や、自転車の盗難防止に使えそうな「鳥のうんちシール」など、おもしろいだけでなく、どれも実用性に富んだものばかりです。作品のアイデアはどのように生まれているのでしょうか？

「アイデアを考える際は、アイテムの使用前後にどんな変化が起こるのかに着目しています。形や機能、状況が大きく変わるものは、おもしろいアイデアになりやすいですね。また、『偶発性』も重要な要素のひとつだと考えていて、意図せずに変化していくものをデザインできるかがカギだと思っています」

　今後、どんなアイデアでたくさんの人を虜にしていくのか楽しみですね。もときさんがSNSで発表しているユニークな作品の一部は実際に商品化され、もときさんが運営するECサイト で販売しています。

（Hint-Pot編集部）