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面倒な引っ越しの荷造りを楽に! プロがおすすめするレンタルするべきアイテムとは

公開日:  /  更新日:

著者:和栗 恵

教えてくれた人:伊藤 まき

引っ越し時に大変な衣類の荷造り。楽に済ませるには(写真はイメージ)【写真:写真AC】
引っ越し時に大変な衣類の荷造り。楽に済ませるには(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 シワにならないように畳んだり、ぐちゃぐちゃにならないよう仕分けたり、引っ越しで意外と大変なのが、衣類の荷造りです。なるべく手間をかけず、衣類を傷めずに運ぶ方法はあるのでしょうか。整理収納アドバイザーの伊藤まきさんに、荷造りのコツをお聞きしました。

 ◇ ◇ ◇

衣類は「ハンガーボックス」で手間いらず

 家族が多いと、衣類の量も半端ではありませんよね。シャツをハンガーから外し、コンパクトに畳み、仕分けして段ボールに詰める――考えただけでも「面倒臭い!」となることも。そこで、衣類をハンガーにかけた状態のまま運ぶことができる「ハンガーボックス」を利用すれば、余計な作業が減らせます。

 ハンガーボックスは、引っ越し会社が貸し出しを行っていることが多いので、まずは引っ越し会社に相談しましょう。繁忙期だと貸出しができない(数が足りない)こともあるので要注意です。

 また、通販やホームセンターで、1箱2000~3000円前後で売られているので、購入してしまうのも手。シーズンごとにまとめてしまっておき、シーズンオフのものは段ボールに入れたままクローゼットの奥へ。あとは季節ごとに入れ替えるだけで済むので、引っ越し後にも活用できます。

 また、プラスチック製の衣装ケースに衣類を収納している場合は、わざわざ段ボールに入れ替えることなく、そのまま運ぶことができます。ただし、引っ越し作業の途中で衣装ケースが破損してしまったり、フタがはずれて中身が出てしまったりすることも。しっかりとフタを固定することを忘れず、破損についてはある程度覚悟しておくことが大切です。

 布団類は、大きくてかさばるため引っ越し時にストレスになりがち。業者が用意してくれる収納袋の活用がベターですが、会社によっては収納袋が用意されていないことや、寝具の数が多くて袋に入りきらない場合もあるので注意が必要です。

 そうした場合は、大型家具店などで売られている、ジッパー付きの布団圧縮袋を活用しましょう。掃除機いらずで圧縮できる、扱いが簡単なタイプも。Tシャツなどハンガーにかけて運ぶほどではない衣類も、布団圧縮袋に入れて空気を抜けばコンパクトな状態で運ぶことができます。こうした便利なアイテムを利用して、引っ越しを快適にしていきましょう。

(和栗 恵)

伊藤 まき(いとう・まき)

整理収納アドバイザー1級、クリンネスト2級。ホテル清掃員や国鉄系レストランの厨房、内装会社、デパートの搬入搬出などで経験を積み、出版社に入社したのち独立。掃除しながら片づける「整理収納のプロフェッショナル」として各種ウェブメディアで記事を手がけ、掃除本の編集ライターとしても活躍中。
インスタグラム:maki_organize