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引っ越しで避けたい“紛失” 自分で運ぶべきものとは プロが解説する5つのポイント
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教えてくれた人:伊藤 まき
引っ越しで気をつけたいのが、大切なものを紛失すること。そのためには、自分で運ぶのが確実ですが、最低限どのようなものを自分で運ぶといいのでしょうか。引っ越し事情に詳しい、整理収納アドバイザーの伊藤まきさんに教えてもらいました。
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大切なもの・貴重なものは自分で運ぶが正解
ドタバタとする引っ越し時、大切な荷物を紛失してしまう場合があります。処分するものと混ざってしまい本人が失くしてしまったのか、引っ越し業者が紛失したのか、後からでは分かりにくいため、補償されず泣き寝入りになることも。
こうしたトラブルを防ぐ最善の手立ては、「大切なものは、自分で運ぶ」こと。とくに通帳や印鑑、パスポート、貴金属類といった貴重品は、小型のスーツケースなどにまとめて、自分で持ち運ぶようにしましょう。
また、意外と忘れられがちなのが「鍵」。「旧居の下駄箱の上に、新居の鍵をうっかり置いてきてしまった!」なんておっちょこちょいな人もいるようです。きちんとカバンの中にしまっておきましょう。
ほかにも、自分で持ち運ぶと、後々の作業がスムーズになるものは意外とたくさんあります。
○引っ越し料金の見積書
引っ越し後、すぐに料金を支払う場合があります。必ず見積書を用意し、請求金額と違いがないか確認してから支払いましょう。
○新居の間取り図
搬入を指示する際に便利です。複数枚コピーしておき、家族と業者、それぞれに配ってもいいでしょう。
○携帯電話の充電器
当日はガスや電気、水道などの開通作業も必要になり、携帯電話を使用する頻度が高くなります。必要なときにすぐ充電できるよう、充電器は手元に用意しておきましょう。
○使い捨てスリッパ
荷物を搬入する際、スリッパがあると床を傷つけずに済みます。トイレを利用する際にも必要なので、かさばらない使い捨てのものを用意しておくといいでしょう。
○現金
ちょっとした飲み物を自販機で買って業者に差し入れをする場合など、現金しか使えず必要になることも。小銭を少し多めに用意しておくといいでしょう。
備えあれば憂いなし。引っ越しを楽に済ませるには、何よりも計画と準備が大切ですよ。
(和栗 恵)
伊藤 まき(いとう・まき)
整理収納アドバイザー1級、クリンネスト2級。ホテル清掃員や国鉄系レストランの厨房、内装会社、デパートの搬入搬出などで経験を積み、出版社に入社したのち独立。掃除しながら片づける「整理収納のプロフェッショナル」として各種ウェブメディアで記事を手がけ、掃除本の編集ライターとしても活躍中。
インスタグラム:maki_organize