新年度を迎えるにあたり、ボディラインが気になったり、体を動かす習慣を身につけたいと思う人も多いのではないでしょうか。そこで、プロ野球・埼玉西武ライオンズの選手たちのコンディション管理を行っているパフォーマンスディレクター兼S＆Cコーディネーターの黒川春樹さんに、おすすめのトレーニングを教えていただきました。仕事や家事、子育てに忙しい人でも、日常的な活動を行い“ながら”できる1週間のメニュー。初回の月曜日は、歯磨きしながらでもできる、かかとの上下運動です。キュッと引き締まった、すっきりしたふくらはぎを目指しませんか。

　◇　◇　◇

つま先とかかとをまっすぐにした状態から、かかとを浮かせて下ろす

　トレーニングは継続することが大事。一気に負荷をかけず、日常の中にうまく取り入れることで、無理なく習慣化したほうがより効果的です。朝、昼、晩と1日3回、食後に必ず行う歯磨きのときはチャンス。歯磨きしながら体を鍛えることができたら、一石二鳥ですよね。

　洗面台の前に立って歯磨きをすると想定して、ピックアップしたのは「スタンディングカーフレイズ」というトレーニング。つま先とかかとをまっすぐにして立ち、そのままかかとを上げたり下げたりする運動です。

「このトレーニングは立ったままできます。歯磨きのときだけでなく、テレビを観ながらでも、料理をしながらでも、立っているときになにげなくできるので、日常生活に比較的取り入れやすいかなと思います。負荷も少ないので、ちょっと多めに20回を目標に頑張っていただきたいです」

【スタンディングカーフレイズ】
1. つま先とかかとはまっすぐにして、足を肩幅より少し狭く開き、直立する
2. かかとを浮かせてつま先立ちになり、かかとを下ろす動きを20回繰り返す。無理のない範囲でかかとをできるだけ高く上げるのがポイント

　このトレーニングはふくらはぎの引き締めに効果があるそうで、「つま先立ちしたときにふくらはぎをしっかり縮めることで、おしりの下のほうにも効いてきます。おしりの筋肉も意識しながら行うと、引き締め効果が期待できますよ」と黒川さん。

　歯磨きするたびに20回、約1か月継続すると効果が見えてくるそうです。ぜひ続けていきたいですね。

（Hint-Pot編集部・出口 夏奈子）