ボーロは最終手段！　飼い主さんに見守られながら関係を深める2匹

　話題になったのは、しらたまちゃんとコッペパンちゃんがおもちゃの取り合いをしているときに撮影された動画です。2匹の争いを収めるため、飼い主さんはおやつで気を引いてみることにしました。すると、2匹はすぐにガウガウするのをやめて、微笑みながら飼い主さんをガン見。飼い主さんは「ボーロ」という言葉の威力にとても驚いたそうです。

「“ふたり”そろって、けんかするのをぴたりとやめたのは、このときが初めて。『なんて食いしん坊な子たちなのだろう』と思いました。同時に、笑みを浮かべながらそれまでのけんかをなかったことにするほど、おやつを食べたいのだなと……。ある意味、感心してしまいました」

　おやつを食べ終わった2匹は、おもちゃを取り合って再びガウガウ！　最終的にはしらたまちゃんがおもちゃを譲って、その場は収まったそうです。

「しらたまが譲歩するパターンは、よくあります。もしかしたら、コッペパンに奪われているだけなのかもしれませんが……。仲良くしてほしいと思いますが、人間と同じく、いぬにもいろいろな事情があるのだろうなと受け止めています」

　ちなみに、飼い主さんがボーロで関心を引くのは、ごく限られたときだけにしているそう。2匹がおうちで快適に過ごせるように、さまざまな工夫を凝らしながら接しています。

「私たちがお菓子を食べているときや、物を取って返さないときの“奥の手”です。『ボーロあげようか？』と声をかけると、首を伸ばして傾けるような仕草をして反応。この方法が癖にならないように気をつけています」

　しらたまちゃんとコッペパンちゃんが一緒に暮らし始めて、約6か月。これから少しずつ、心地良い関係性を築いていくことでしょう。

○取材協力：白柴のしらたま 茶柴のコッペパン（@cuteshiratama）さん

（Hint-Pot編集部）