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からだ・美容

もはや現代病のひとつ「ドライアイ」って何? 原因と治療法とは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部・出口 夏奈子

ドライアイになりやすい人、季節とは

――ドライアイになりやすい傾向に季節も関係するのでしょうか。

「そうですね、冬場は空気が乾燥するので、ドライアイになりやすい傾向にあります。その一方で、夏場も油断できません。エアコンや扇風機の風が直接当たる場所にいると、ドライアイになりやすい傾向があります。加湿器をうまく活用したり、風の向きを直接当たらないように設定したりするなど、対策を講じることで予防することはできます」

――ドライアイになりやすい人の特徴はあるのでしょうか。

「高齢者の場合ですと、加齢による涙の分泌量が減ったり、マイボーム腺が詰まったりすることで起こることが多いです。対して働き世代の場合は、コンタクトレンズの使用、ストレスによる自律神経の乱れ、長時間のパソコンやスマホ使用によってドライアイが起こりやすいですね」

――コンタクトレンズを着用している場合、なぜドライアイになりやすいのでしょうか。

「コンタクトレンズを使用している方は、角膜がレンズで覆われているため、角膜感度が鈍感になりやすい傾向にあります。そのため、涙の分泌量が減ったり、瞬きの質が不完全になったりすることから、ドライアイになりやすいですね」

ドライアイの治療 自分でできることとは

――ドライアイの治療にはどのようなものがあるのでしょうか。

「治療法は主に点眼治療です。まずはドラッグストアで、自分で買える点眼薬を試してみてください。ただ、ドライアイの点眼薬は種類が異なるものが複数あります。改善しない場合は眼科を訪れ、専門医に相談して、目の症状に合った点眼を処方してもらうといいでしょう。また、マイボーム腺の詰まりが原因の場合は、詰まりを改善するためにアイマスクなどでまぶたを温めたり、眼を洗浄したりすることを習慣にするといいでしょう」

――ドライアイは治療を続けることで改善するのでしょうか。

「発症原因によって異なります。もし、涙の分泌が減る病気や体質的なことが原因であれば、うまくつきあっていくことになると思いますが、生活習慣からドライアイになっているのであれば、自分で意識することで改善できる病気です。眼科医に相談しながら、ドライアイの改善に努めるといいでしょう」

◇黒木明子(くろき・あきこ)
医療法人くろき眼科院長。長崎大学医学部卒業後、長崎大学眼科入局。眼科専門医として、長崎に医療法人くろき眼科を開院。小さな子どもから高齢者の方まで、幅広い年代が抱える目の症状に真摯に向き合い、治療を行っている。

(Hint-Pot編集部・出口 夏奈子)