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価格変動が大きい野菜 家庭でできる冷凍ストックでおいしく時短調理も可能に

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

急速冷凍機能があれば積極活用 アルミのバットやアルミホイルも効果的

――野菜を冷凍する際のコツやポイントを教えてください。

「まずは、基本ポイント4つを押さえましょう」

1. 食材を薄く平らにし、効率良く急速冷凍
 薄く広げれば短時間で食材が凍り、細胞壁破壊が最小限にできます。解凍も早くなり、使う分だけ手で折って使えて便利です。

2. 金属を使って、時間短縮
 アルミなど熱伝導の良い金属製のバット上で冷凍すると、時間が短縮できます。道具がない場合は、ラップの上からアルミホイルで包むのも効果的です。

3. 空気を遮断し、食材を乾燥から守る
 冷凍庫内は乾燥しています。ラップや冷凍用保存袋を活用し、なるべく真空状態にするなど、食材から水分が蒸発することを防ぐと良いでしょう。

4. 粗熱を取り、水気を拭き取って霜を防止
 熱いまま、あるいは水滴がついたまま冷凍すると結露で霜ができ、ほかの食材の劣化にもつながります。野菜の水気をしっかり拭いてから、冷凍するようにしてください。

――野菜を冷凍することで「時短」かつ「おいしく」なるような、おすすめの食材はありますか?

「時短でいえば、『タマネギの冷凍保存』がおすすめです。タマネギの皮をむき、くし切りやみじん切り、薄切りなど使いやすい大きさにカットし、冷凍用保存袋に平らになるように入れたら、空気を抜いて冷凍するだけ。使う分だけ手で折って取り出せるうえに、冷凍することで火の通りが良くなります。

 ポイントを活用し、野菜をよく使う状態にカットして冷凍ストックしておくと、それだけで調理の手間をかなり省けて便利です。とくに加熱して使う野菜は、基本的に解凍せずに調理可能なので、休日にまとめ買いしたときに冷凍ストックすると、平日の夕飯の準備が手早くできるようになりますよ」

 長く保存できて、おいしく時短調理できるのは、忙しいときに助かりますね。次回は、肉や魚の冷凍ストックのポイントを紹介。さらに調理が楽になる、下味冷凍についても教えてもらいます。

(Hint-Pot編集部)