どうぶつ
子ねこの鳴き声が不法投棄のゴミから 愛猫の旅立ちを見送った帰り道の出来事に「運命の出会い感がすごい」
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愛猫をお迎えするきっかけはそれぞれ。どんな出会い方でも、運命を感じてしまうものです。X(ツイッター)では、愛猫の葬儀から帰宅途中だった飼い主さんと子ねこの出会いに注目が集まっています。当時の状況について、詳しいお話を伺いました。
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不法投棄のゴミの山から見つかった子ねこ
「アイちゃんの火葬終わってお世話になった病院にごあいさつに行った帰り道で、ニャーニャーニャーニャー助けてーっていう子ねこの声がゴミ不法投棄物のあたりから声が聞こえてきたから大慌てでゴミの中漁ったらゴミに挟まって動けなくなってた子ねこ出てきた……そんなことある!?」
詳細な状況説明とともに投稿された2枚の写真。どちらにも、手のひらサイズの幼い子ねこが写っています。1枚目は屋外で布に包まれ、少し呆然とした表情。2枚目は家の中でふわふわの毛布にくるまれ、元気に鳴いているようです。
驚きの展開と、いたいけな子ねこの様子が反響を呼び、投稿には6.4万件の“いいね”が集まりました。リプライ(返信)には「運命の出会い感がすごい」「ご縁ですね!」「本当に、ねこってやつは!! ううう……主様が寂しくないようにしてくれたのかな」「めぐり合わせって本当にあるんですね。うちも愛犬が亡くなった年に路上で子ねこと出会って、今では4年間一緒に連れ添う家族になりました」など、感動のコメントが寄せられています。
「運命だと感じざるを得ませんでした」
飼い主さんが子ねこと出会ったきっかけは、虹の橋を渡ったばかりの愛猫「アイ」ちゃん。保護したねこを人に慣れさせ、里親に出すこともあるという飼い主さんと、野良ねこだったアイちゃんとのつきあいは約1年でした。
当初、飼い主さんは見守りを経てから保護し、アイちゃんに新しい家族を見つけるつもりだったそう。しかし、あるときアイちゃんが大けがを負い緊急保護。さらに、アイちゃんが白血病を患っていることもわかりました。献身的な看病と病院での治療が続けられましたが、アイちゃんは天国へ。
そんなアイちゃんの葬儀を終えて、手を尽くしてくれた病院にあいさつをした帰り道。飼い主さんは、まるでアイちゃんに導かれたかのように、子ねことの出会いを果たしたといいます。
「人が入らないような場所から、子ねこの大きな鳴き声が聞こえました。直感で『これは助けての声だ』と。数時間前にアイちゃんを見送ったばかりなので、当然ですが運命だと感じざるを得ませんでした。このまま野良でいては過酷な運命が待っていると、アイちゃんに教えてもらったばかりなので、どうにかして助けなくてはいけないと思ったのです」
飼い主さんが近所の人に聞いたところ、一日中ずっと鳴き声がしていたそう。助け出してから様子を見ましたが、母親の姿は見つかりませんでした。