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多肉植物を枯らしてしまう人が知っておくべきこと プロが教える「育て方のコツ」

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

教えてくれた人:のなか りえこ

多肉植物の水やりは「乾いたら、たっぷりと」

多肉植物の水やりのコツとは?(写真はイメージ)【写真:写真AC】
多肉植物の水やりのコツとは?(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 水やりの見極めは、生育期と休眠期で異なります。生育期は完全に土が乾いたら、鉢底から水が出るまで水をあげましょう。鉢の中まで乾いているか確認するのは難しいですが、水をあげた直後の鉢の重さを覚えておくと判断基準になります。休眠期は水やりを控えることもポイントですが、葉にシワが寄ってきたら水が足りないというサインです。

 水は上から全体にかけても問題ありませんが、葉に水が溜まったままにするのは良くないので、溜まらないように注意を。綿毛や細かい毛が生えている種類のものは、葉や毛に水が直接かからないようにすると、毛のふわふわ感が保たれてきれいに育ちます。小さめのじょうろを使用するなど工夫しましょう。

多肉植物は置き場所にも工夫を

 多肉植物は、日光が大好きです。日当たりと風通しの良い場所で管理することをおすすめします。観葉植物として人気ではありますが、実は屋外のほうがきれいに育つので、たまには外に出すのも良いかもしれません。

 ただし、夏の強い光で葉焼けを起こすものもあり、通気性が悪いと根腐れを起こす原因になることもあります。生育する型にかかわらず、直射日光を避けた、日当たりと風通しが良い場所に置くと良いでしょう。群生するタイプの多肉植物は夏場などに蒸れて弱りやすいので、屋外の明るい日陰に置くか、サーキュレーターを回すなど工夫してください。

 多くの多肉植物は、過酷な環境で進化をしてきた植物です。あまり過保護にしなくても元気に育ちます。生育期を知って、メリハリをつけたお世話を心がけましょう。

(Hint-Pot編集部)

のなか りえこ

フラワー&グリーンコーディネーター。インテリア商材を扱う仕事から花の世界へ。現在はフリーで活動中。花と植物に関する提案・制作(装花・装飾・植栽など)を中心に行う。
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