食
「長い間、働けたのは日本のおかげ」 訪日12回のニュージーランド男性が感謝 日本の食卓にキウイが浸透した理由とは
公開日: / 更新日:
「素晴らしいパートナーになれると感じました」
グレインさんは訪日した際、クライアントや販売店をめぐり、実際の売り場を確認するそうです。また、ニュージーランドと日本の生産者同士をつなげる仕事もしています。日本で出回るキウイフルーツは、その大部分をニュージーランドからの輸入に頼っていますが、日本にもゼスプリキウイの生産者がいます。ゼスプリ社はそうした日本の生産者に対してもサポートを行っているのです。
「一緒に働いてみて、日本人は素晴らしいパートナーになれると感じました。プライベートでも日本人の友達がたくさんいますよ」
日本人の誠実な働き方や、フレンドリーさに感動したというグレインさん。これからも日本に対する研究を続けたいといいます。
「日本の市場は、本当においしいものにはお金をかけます。キウイフルーツ以外にも高価な果物がたくさん並んでいるので、私たちもそうなれるように、味の研鑽を重ねていきたいです」
ニュージーランドのキウイフルーツは、ゼスプリ社監督のもと、第三者機関を使って収穫前に完熟度をチェックしています。その検査をクリアできなければ収穫はできません。
また、パッキングではさまざまな機械と人の目で、大きさや形、傷を検査。このように、日本の消費者が求める完璧なキウイフルーツを出荷するため、さまざまな厳しい基準が設けられています。
日本とキウイフルーツの親密な関係の裏には、グレインさんのように日本人の特性を理解する人がおり、高品質なものを安定供給するためのたゆまぬ企業努力があったのですね。
(Hint-Pot編集部)