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仕事・人生

「無理に好かれようとしないこと」 中山秀征さんの人とのつきあい方 失敗も糧にする強さとは

公開日:  /  更新日:

著者:日下 千帆

中山秀征さん(右)とフリーアナウンサーの日下千帆さん【写真:日下千帆】
中山秀征さん(右)とフリーアナウンサーの日下千帆さん【写真:日下千帆】

 お笑いコンビ・ABブラザーズを経て、MCや俳優としてマルチな才能を発揮している中山秀征さん。約40年のキャリアで初のエッセイ本「いばらない生き方」(新潮社刊)を出版しました。元テレビ朝日アナウンサーの日下千帆さんが、中山さんにテレビ業界で長く活躍し続ける成功の秘訣を伺いました。

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来たものを拒まずとりあえずやってみる 自身の経験を執筆

 この日、中山さんとは1994年の「OH!エルくらぶ」(テレビ朝日系)での共演以来、30年ぶりの再会。当時とまったく変わらないパワーと若さに驚かされました。

――執筆活動も始められたのですね。初のエッセイ本の出版、おめでとうございます。

「ありがとうございます。10年ほど前からお話はあったのですが、今だからようやく話せるということがたくさんあったので、このタイミングになりました。

 学生、社会人で今の仕事やポジションに不満のある人にぜひ、読んでいただきたい内容です。配属先が希望と違うとか、やりたいことがやれていない人も、何がのちに役立つかわからないこともあります。来たものを拒否せず、とりあえずやってみてはいかがでしょう? 結果的に“すべては無駄じゃなかった”という私自身の経験も書かせていただきました」

――長く芸能界で活躍されていますが、人に嫌われずに良い人間関係を築くコツはありますか?

「無理に好かれようとしないこと。自分を嫌っている人の近くには、わざわざ行かないことですよ。嫌われているところに行かなければ、仲間はずれにはならないでしょ」