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「うちにも来た」 悪質な詐欺業者の出没に注意喚起 「屋根に登らせたら終わり」のワケ
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詐欺師や悪質業者が巧みに使う注意すべきフレーズ
ツボイ塗工さんによると、「この日、作業していた施工主様から『変な業者が来た』という報告」があったそう。現場近隣で詐欺業者の出没が多発していたといい、近所の人に写真の許可ももらえたことから、注意喚起とともに投稿したと話します。
ツボイ塗工さんは「複数人で建物を眺めながら舐め回すように見て回るのも特徴です。素人が行う場合と訪問販売業者がやる場合の2つがあり、いずれも非常に増えています」と語り、詐欺師や悪質業者が口にする状況別のフレーズを教えてくれました。
○詐欺師や悪質業者が訪問時に言いがちな言葉
・屋根が大変なことに
・釘が抜けている
・棟板金がはがれている
・棟板金がパカパカしている
・屋根がはがれている
・屋根が浮いている
・屋根が割れている
・瓦がずれている
○詐欺師や悪質業者が不安を煽るために使う言葉
・今すぐ直さないと大変なことに
・雨漏りする可能性がある
・すでに雨漏りしている
○詐欺師や悪質業者が契約をさせるためにたたみかける言葉
・今ならすぐできる
・はしごがあるから点検できる
・点検だけなら数万円
こうした誘いに乗ってしまい、屋根に上がるのを許してしまうとどうなるのでしょうか。
「壊れていない屋根を直すふりをして壊す。壊した状態の写真を撮るなどして、『簡易的な直しではダメだ。今すぐ葺き替えが必要』と高額工事を煽り、契約を迫ります。服に忍ばせた事前に用意したかけらを見せて、『ほらこれです』などと言う例もあります」
「突然来た業者の言葉は一切信用しない」が大事
今回の反響で、こうした被害は都心部だけではなく、全国で起きていることを実感したというツボイ塗工さん。大切な家を守り、被害を防ぐためには「まずは知らない人、突然来た業者の言葉は一切信用しないこと」が大事だといいます。
もし詐欺師や悪質業者が自宅に来たら、「友人に建築家がいてお任せしているから、そちらに診てもらう」などと言って追い返すのが一番なのだとか。また、それでも居座る場合は不法侵入で警察に通報する、その素振りをするのも有効だそうです。さらに、セールスお断りの札やカメラ付きインターホン、防犯カメラも一定の抑止力になると、今回の反響を通じて知ることができたと語りました。
投稿でもツボイ塗工さんが呼びかけているように、こうした犯罪に巻き込まれそうになったときには警察への通報のほか、国民生活センターや住宅専門の相談窓口「住まいるダイヤル」があります。騙されないよう詐欺の手口を知るだけでなく、万が一のときのためクーリングオフの方法を把握しておくなど、正しい知識を持つことで被害を防ぎたいですね。
◇ツボイ塗工 ホームページ
https://www.tsuboi-toko.net/
◇ツボイ塗工 インスタグラムアカウント
tsuboi_toko
(Hint-Pot編集部)