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観葉植物を枯らしてしまうなら「ハンギング」に挑戦 プロが教える初心者のためのコツ

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

教えてくれた人:のなか りえこ

初心者向けのハンギング植物とは

 初心者が育てやすい観葉植物を選ぶ際にまず大切なのは、乾燥に強いこと。そして、垂れ下がるタイプのものを選ぶとインテリアとして映えます。おすすめの植物を紹介しましょう。

○リプサリス

サボテンの仲間、リプサリス(写真はイメージ)【写真:写真AC】
サボテンの仲間、リプサリス(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 中央アメリカ、南アメリカ、西インド諸島などに生息します。熱帯雨林や岩などに着生するサボテンの仲間です。種類は60種類以上あるといわれており、グリーンショップでも紐のように垂れ下がる細長いものや平らなもの、茎が太いものなどさまざまな種類があります。直射日光ではなく、木漏れ日のような明るい場所で育てると良いでしょう。サボテンの仲間なので過湿を嫌いますが、生育期の4~9月頃までは水が足りなくならないよう乾燥にはとくに注意が必要です。品種によって色は異なりますが、4~6月頃に白や黄などの小さな花を咲かせ、実がなります。

○ディスキディア

ハート型の葉などさまざまな種類があるディスキディア(写真はイメージ)【写真:写真AC】
ハート型の葉などさまざまな種類があるディスキディア(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 東南アジアやオーストラリアなどが原産地のつる性植物。原産地では木や岩に着生します。葉は肉厚で、丸やしずく型、ハート型などさまざまな形状があり種類が豊富です。葉が肥大して内部が空洞になった貯水嚢を持つ品種があり、「カンガルーポケット」という名前で親しまれています。6~8月頃、白や赤の花を咲かせます。明るく風通しの良い場所で、夏の葉焼けに注意して育てましょう。

○アイビー

定番で人気の植物アイビー(写真はイメージ)【写真:写真AC】
定番で人気の植物アイビー(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 北アフリカ、ヨーロッパ、アジア原産のつる性植物。屋外でも室内でも育てることができ、初心者でも育てやすいでしょう。定番植物ではあるものの、白や黄の斑入りのものがあるなど種類が豊富なので、人気が高いです。耐陰性はありますが、暗いところだと葉を落としてしまうことがあるので、明るいところで管理するほうが良いでしょう。

 観葉植物を吊るすだけで、部屋の中が明るくおしゃれに。じめじめと暑さが増してくるこれからの季節に、グリーンインテリアでさわやかさと清涼感をプラスしたいですね。

(Hint-Pot編集部)

のなか りえこ

フラワー&グリーンコーディネーター。インテリア商材を扱う仕事から花の世界へ。現在はフリーで活動中。花と植物に関する提案・制作(装花・装飾・植栽など)を中心に行う。
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