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からだ・美容

目が日焼けするとどうなる? 症状が出たときの対処法や紫外線対策法を眼科医に聞いた

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

目の日焼け対策にサングラスは必要不可欠 色の濃さは重要?

 目の日焼けによる病気にならないようにするためにも、日頃から対策することが大切です。日差しが強い季節だけでなく、サングラスや日傘などの紫外線防止アイテムは必ず一年を通して使いましょう。また、コンタクトレンズにもUVカットのものがあり、裸眼で過ごすよりも紫外線対策として効果が期待できます。

 サングラス選びのポイントは、紫外線透過率と可視光線透過率をチェックすることです。紫外線透過率は紫外線を通す割合のことで、数値が低いほど紫外線のカット率が高いといわれています。たとえば、説明書きに「紫外線透過率1.0%以下」とあれば、「紫外線カット率99.0%以上」ということです。

 一方、可視光線透過率は光を通す割合をいい、数字が低いほど光を通さないとされています。日差しが強い日に適しているのは、8~30%のものです。ただし、日本工業規格(JIS)で75%未満のレンズは、光量不足で視力低下につながるため、夜間や夕暮れ時の運転や路上での使用が禁止されています。時間や場所によって使い分けるよう、注意が必要です。

 また、サングラスの色が濃いからといって、UVカットの効果が期待できるとは限りません。色の濃いサングラスをかけると、瞳孔が広がって光が余計に入ってしまい逆効果になることも。選ぶときは色ではなく、UVカット効果のあるものを選びましょう。

 サングラスを長年使用していると、レンズのコーティングや調光機能が劣化することもあります。使用頻度にもよりますが、寿命は1~2年程度です。日傘も、長年使用していると紫外線カットの効果は低下します。サングラスと同様、1~2年を目安に買い替えたほうが良いでしょう。

子どもにも目の紫外線対策を 日頃からの予防意識が大切

 目の紫外線対策は、早めから行うに越したことはありません。しかし、子どものうちからサングラスや日傘を使用するのは難しいこともあります。その場合、つば付きのキャップをかぶるのも良いでしょう。若い頃から気をつけることで、紫外線による白内障などの進行を防ぐこともできます。

 紫外線が目に与える影響は、肌と同様に個人差があります。症状が軽いと目の日焼けに気づきにくい場合もあり、いつのまにか症状が進行し、手術を伴う病気になるおそれもあります。日頃から、サングラスや日傘、帽子などの紫外線対策を取り入れるなど予防意識が大切です。

(Hint-Pot編集部)