カルチャー
「そんなの全然違う」 フランス人の人気女性YouTuberが語る間違った日本人像とは
公開日: / 更新日:
フランスと日本を知るからこそ、目指したい世界とは
1歳の頃から日本語や日本の文化に親しんできたアマンディーヌさん。YouTubeを始めてからは日本全国を巡る企画もあり、地域によって異なる美しい風景や街並み、日本人が気づいていない良さなど多くを学びました。
そんなアマンディーヌさんが日本で、ここまで頑張ることができた理由。それは、「いろいろな人と繋がることができたから」。だからこそ自分自身も誰かのために、何かをしたいと考えるようになったといいます。
「日本に来てくれたフランス人に、私と同じように日本を好きになってほしい。日本の良いところ、悪いところも含めて、本当に好きになってほしいんです。だからワクワクするような企画を考えています」
そして、動画を見てくれる人に、「少しでも幸せを感じてもらいたい」とも。
「今の社会って大変なことがたくさんありますよね? テレビもそう、YouTubeもそうですが、バズりやすい内容って結構ネガティブなものが多いと思うんです。でも、私たちはそんな企画はやりたくありません。たとえうまくいかなかった1日でも、家で私たちの動画を見たら、『思ったほど悪い1日じゃなかったよね』とちょっとだけ幸せな気分になれる。動画を見てくれた人にそんなふうに思ってもらえるような、ちょっとした恩返しができたらいいなと考えています」
フランスと日本、それぞれを深く知るアマンディーヌさん。将来的には、YouTube以外でも両国を繋ぐ活動をしていきたいと目標を語ります。
「フランス人と日本人。違う国に生まれた人たちですが、同じ人間ですし、日本人がフランスの文化を受け入れて、フランス人が日本の文化を受け入れたら、平和な世界になるんじゃないかと思っています」
フランス生まれのフランス人。10歳以上も歳の離れた兄の影響で、1歳の頃から日本のドラマや音楽を観聴きし、情報や文化に触れ、日本に興味を持ち始める。2015年、16歳のときに1か月間、ホストファミリーの家で暮らしながら日本の語学学校に通う。その後、2018年に日本の大学へ1年間の交換留学。そこで、のちに夫となるゲントクさんと出会い、結婚。2021年に、夫のゲントクさんと一緒にYouTubeチャンネル「ボンソワールTV BonSoirTV」を開設。現在は、登録者数60万人を誇る大人気チャンネルに成長している。
(Hint-Pot編集部・出口 夏奈子)