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「豆乳」「アーモンドミルク」「オーツミルク」 いったい何が違う? いまさら聞けない植物性ミルクの特徴とは
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教えてくれた人:小川 静香、堀 和紀
健康意識の高まりもあり、近年注目されている植物性ミルク。よく知られている豆乳以外にも、アーモンドミルクやオーツミルクなど、さまざまな種類を店頭で見かけるようになりました。しかし実際は、それぞれにどんな特徴があるのかわからないまま選んで飲んでいることも。栄養面などに違いはあるのでしょうか? 管理栄養士と、植物性ミルク飲料を製造販売するメーカーの担当者に話を伺いました。
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目的で選ぶ? 豆乳、アーモンドミルク、オーツミルクの特徴とは
植物性ミルクとは、豆やナッツ、穀物など、文字通り植物性の原料から作られるミルクのことです。とくに牛乳が苦手だったり、乳アレルギーや乳糖不耐症であったりしても飲めるので、牛乳の代替品としても注目されています。植物由来のため、牛乳と比べてカロリーが低めなこともあり人気です。
豆乳をはじめ、現在ではアーモンドミルクやオーツミルクなど、さまざまな種類が販売されていますが、どんな視点で選べば良いのか迷うところ。
「好みの味で選ぶのも良いですが、含まれる成分が異なるので、目的に応じて選ぶのも良いでしょう」と話すのは、管理栄養士の小川静香さん。豆乳、アーモンドミルク、オーツミルクのそれぞれの特徴を、次のように解説します。
○豆乳
植物性たんぱく質が豊富で、脂質、炭水化物のバランスが良く、大豆イソフラボン、ビタミンB群、カリウム、マグネシウムなど各種ミネラル成分も多く含んでいます。たんぱく質が多く含まれる分、アーモンドミルクやオーツミルクに比べてクリーミーな味わいです。
○アーモンドミルク
強い抗酸化作用を持つ、ビタミンEが含まれているのが特徴です。さらりとした口当たりで、アーモンドの香ばしい風味が楽しめます。
○オーツミルク
水溶性食物繊維のβグルカンが含まれています。癖がなくすっきりとした味わいで、コーヒーとの相性も◎。
「たとえば、健康的にボディメイクしたい方は、トータルバランスが優れている豆乳を。極力カロリーを抑えたい方には、アーモンドミルクやオーツミルクがおすすめです」