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「こんな会社があるなんて」 オフィスの真ん中に赤ちゃんがゴロン ユニーク過ぎる職場の正体

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム・水沼 一夫

社内に到来した“ベビーブーム” 出生率が上昇

代表の桐渕真人さん【写真:Hint-Pot編集部】
代表の桐渕真人さん【写真:Hint-Pot編集部】

 たとえば通常午前9時~午後6時勤務のところ、時短で午前10時~午後4時の勤務になったとしても、原則給与は変わらないというのです。その逆で、独身や子どもを持たない選択をする社員のことも考慮しており、「不公平になるのはおかしいなと思うので、社員は誰でも時短を希望することができるよっていうふうにしています」と続けました。

「僕には9時から6時まで本当働いているんだろうな、みたいな興味が1ミリもないんですね。4時まで働いて、その間に成果を出してくれればそれが一番いい。そうやって自分の頭を鍛えたほうがいいよねぐらいに僕は思っています。楽して稼いでほしいです」

 成果の見えにくいバックオフィスの社員にも昇給条件を提示。経理なら、勤務時間にかかわらず、社内のコストダウンや業務の効率化を達成すれば昇給となるようにしました。

 さらに、社内においては辞令を撤廃し、希望する職種で働けるように改革を推進。「新卒が辞める一番の理由は辞令ガチャ、上司ガチャだと言われています。働きたかった会社の働きたかった仕事につけないとモチベーションが下がるのは分かる。だから兼務自由、部署は自分で選んでというふうになったのです」。リモートワークも定着する中、“働き方の自由化”を徹底して行いました。

 共働きの普及で、仕事と育児の両立に悩む親は多いです。日本全体の少子化にも影響していると言われています。しかし、ピープルには当てはまりません。

「実はピープル内の出生率は上がっておりまして、ボンボンみんな子どもを産んでいます。現在子育て中の社員の割合を見てみたら46人中13人と3割。私が入社したのが15年ぐらい前なんですけど、そのときは1人とか2人でした。それがここ5年ぐらい、毎年2~3人生まれるみたいな感じになっていますね。時代の流れとちょっと逆行して、めちゃめちゃベビーブームが起きています(笑)。産んでもまた戻ってこれるというか、自分の働き方がイメージできるというのはすごく大きいことなのかなと思います」(広報の川端麻美さん)