どうぶつ
「僕の家には妖怪が出る」 忍び寄る白い影の正体とは 羨望の声が続出 「大歓迎です」
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飼い主さんが鉄火巻きを食べようとしたのを察知
妖怪のような姿になったのは、元保護ねこの男の子「たにゃ」くん。1年10か月前に歌舞伎町で行き場を失っていたところ、仕事がうまくいっていなかったという飼い主さんと運命的に出会い、ともに暮らすようになりました。
写真が撮影された日、深夜に帰宅した飼い主さんは、買ってきた鉄火巻きを食べようとプラスチック容器を開けました。すると、何やら背後に気配が……。振り返ると、そこにはドアの影から顔を覗かせるたにゃくんがいました。
「ひとりでこっそり何かを食べようとすると、妖怪のようにたにゃが姿を見せるのですが、なかなか写真に収めることができなくて……さっと隠れちゃうんです。なので、今度こそみなさんにうちのかわいい“妖怪”を見てもらうぞ! という気持ちで慌てて撮りました」
落ち込む飼い主さんにそっと寄り添うたにゃくん
たにゃくんがこうして飼い主さんの様子を見に来るのは、食べ物が欲しいときだけではありません。察する能力に長けているたにゃくんは、飼い主さんの異変にも敏感です。
「僕が悩んでいるときや部屋で大きなため息をついたとき、僕をじっと見たり、そばに来たりしてくれます。野良時代も、僕が落ち込んでいるのがわかるのか、ごはんを食べ終えているのになかなかそばを離れないこともありました。僕の弱い部分を支えてくれています。僕の気分を察知するたにゃの力には、本当に驚きます」
飼い主さんにとって、たにゃくんと過ごす時間は何よりも特別なもの。夜遅くに帰宅しても、たにゃくんがその日の出来事を聞いてくれるといいます。たにゃくんも、きっと飼い主さんとの憩いのひとときを大切に思っていることでしょう。
現在、闘病中で通院を続けているというたにゃくん。その治療費に充てるため、飼い主さんはたにゃくんのトートバッグを制作中です。これからも、たにゃくんと飼い主さんの穏やかな日々が続きますように。
○取材協力:たにゃ(@kabukinoraneko)さん
(Hint-Pot編集部)