大好評だった、日本の暑さ対策グッズ3点

　熱中症を予防するには、暑さ対策グッズも有効です。日本では、便利なアイテムがたくさん売られていますよね。

　私たちにとってはかなりおなじみのものばかりですが、これが海外の人にも大好評。とくに好評だったのが次の3つです。

○1. ネッククーラー（クールリング）

　発売当初は、私ですら「こんなもので効果があるのか……」と疑っていましたが、初めて使ったときの衝撃は忘れられません。それ以来、夏の旅の定番アイテムとなっています。

　イタリアツアー中のある日、冷房が効いた屋内ではなく、屋外の席でランチすることに。あまりにもドライバーが暑そうにしていたので、「話のネタにもおもしろいかも？」と、このネッククーラーを見せてみました。

　すると、ドライバーは「何それ？」と不思議そうな表情。そこで「首につけてみて！」と装着してあげると、そのとたんに「わお～!!」と満面の笑みになりました。

「首を冷やすんだね！　これはいい！」と気に入ったようで、その日は一日使っていました。冷蔵庫に入れなくても、28度以下になると勝手に固まって冷えるという技術にも感動しっぱなしでした。

○2. 携帯扇風機（ハンディファン）

　真夏のクロアチアツアーへ添乗したときでした。最高気温は33度、炎天下でドブロヴニク旧市街を歩いて散策。さらには城壁散策と、とにかく暑いなかでの観光名所を見て回りました。

　ガイドさんも会うなり、「本当に暑い……大変よね……」と、現地に住んでいる人ですらすっかり参っている様子でした。

　私はネッククーラーを持っていたので、携帯扇風機を貸してあげることに。ガイドさんは「これはすごい！　なんて便利なの！」と大喜びしてくれました。最近はハンディタイプだけでなく、首からかけるタイプもあり、両手が空いた状態で使えるので、歩きながらの仕事のときは本当に重宝します。

○3. 冷感タイプのボディシート

　冷感マイナス4度など、単なる汗拭きシートを超えた涼しさが感じられる機能を持った商品が、かなり豊富になっています。真夏のクロアチア＆スロベニアをめぐるツアー中、セルビア人のドライバーにこの冷感タイプのボディシートをあげたところ「なんだこれは！　涼しい！　最高！」と絶賛で、それから最終日まで毎日あげていました。

　ほかにも、水で濡らすと冷たくなる冷感タオルや、叩くだけで冷たくなる瞬間冷却パックなど、日本で売られている暑さ対策グッズは本当にアイデア商品ばかりです。

「日本のお客さんたちは、いつもユニークで便利そうなアイテムを持っているよね」と、日本人相手に仕事をしている現地の人たちは口をそろえて言っています。

　こうした暑さ対策グッズを各国で販売したら、ヒット間違いなし。世界に通用するアイテムではないでしょうか。海外の人も大喜びしてくれるので、日本の夏らしいお土産としてもおすすめです。

（Ana）

Ana（アナ）

旅アドバイザー＆トラベルライター。学生時代から海外旅行に魅了され、これまで世界約50か国をめぐってきた大の旅好きで、海外添乗員として活動していた経験もある。行った旅の数と比例して、経験してきたトラブルや事件は数知れず。コロナ禍を経て、再び海外へ飛びながら旅に役立つ情報、異文化を楽しむ知恵などを日々発信中。