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理系夫が帰省で豹変 義母の寿司でトラブルに 夫婦カウンセラーのアドバイスは
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教えてくれた人:夫婦カウンセラー・原嶋 めぐみ
一度腹を割って話し合いを
「恵理さんの夫は、劣等感で苦しんでいる状態なのかもしれませんね」――そう語るのは、夫婦カウンセラーの原嶋さんです。
「『孫の顔も見せられない』という言葉から推察すると、ほかの兄弟と同じように自分も子どもが欲しい。でも、授からない。意を決してクリニックまで行ったけれど、夫婦ともに問題はないと言われた。自然に任せようと決めたけれど、心の中では『もしかしたら、自分が悪いのかもしれない』との引っかかりがあるのかもしれません」
恵理さんの夫は、子どもがいる兄・弟家族に劣等感を抱いている可能性があります。そして、そのはけ口として「妻が子どもを産んでくれないからだ! と、自分の中で逃げ道を作ってしまっているのでは?」と原嶋さん。
「恵理さんが謝罪を拒否している状態とのことですが、やはり一度、夫としっかりとした話し合いの場を持つべきだと思います。そこで発言に至った原因を夫自身にしっかり見つめてもらい、それでも納得いかないのであれば、離婚を考えても良いのでは? と思います」
話し合いをしたうえで関係を再構築していくのであれば、不妊治療についてセカンドオピニオンを求めるのも有効かもしれない、と原嶋さん。
「不妊の原因がわからないことに不安を抱え、それが心理的ストレスになっている可能性もあります。聞いている限りでは、元はとても相性の良いご夫婦に感じられるので、お互いのストレスを減らして、心に余裕を持つ方法を考えていくのも建設的でしょう」
(和栗 恵)