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エアコンも網戸もないイギリスの住宅で過ごす夏 日本が恋しくなった瞬間とは
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気温35度以上の猛暑日が続くなど、今年も酷暑が続く日本の夏。湿度も高くうだるような日本特有の暑さには参りますが、国が違えば夏の暑さ対策にはまた別の問題があります。ひょんなことからイギリスに移住、就職し、海外在住歴7年を超えたMoyoさんが、外国暮らしのリアルを綴るこの連載。第39回は、イギリスやフランスで実際に暮らして気づいた、暑さにまつわる話を紹介します。
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夏が来ないイギリスだけれど…
日本の夏は気温も湿度も高く、厳しい暑さへの対処がとても大変ですよね。どんなに気をつけていても、熱中症にかかったり、気分が悪くなったりする場合があると思います。私が日本にいた頃よりもさらに暑くなっていると思いますが、それでも昔を振り返って、自分はいったいどうやって通学、通勤していたんだと思うこともあります。
移住してから、日本特有の暑さに悩まされなくなってありがたいと思う反面、独特の雰囲気をちょっと懐かしいなと思い出すこともあります。いつも雨や、空が灰色に曇っているイギリスには、夏がなかなか来ません。あるいは、ようやく夏が来た! と思っても、たった数日で終わることも。
6月頃、急激に暑くなったと思ったら、数日後にはジャケットを羽織らないといけないくらいの肌寒さになることがよくあります。そのまま7~8月はまったく夏の気配がなく、葉っぱだけが茶色くなり、いつの間にか秋へ突入している……ということもありました。その寒暖差に体がなかなか適応できず、体調を崩す人もよくいます。