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「さすが日本!」 ハワイで小学生を育てるママが日本の小学校で感激した瞬間とは

公開日:  /  更新日:

著者:i-know

ハワイの学校にはない、靴を履き替える習慣(写真はイメージ)【写真:PIXTA】
ハワイの学校にはない、靴を履き替える習慣(写真はイメージ)【写真:PIXTA】

 アメリカ・ハワイのロコ(地元民)と結婚し、現地で2人の子どもを育てている45歳・主婦ライターのi-know(いのう)さん。小学2年生の7歳男児(通称・ロコ男)と、飛び級でキンダーガーデンに進級した4歳女児(通称・ロコ美)のふたりは夏休み中に一時帰国し、日本の幼稚園や小学校へ通っていました。その経験を通して、このコラムでは日米の子育てや、i-knowさんがそれぞれの学校生活で「ここが変だよ」と感じたこと、逆に「いいね!」と思った点など紹介します。第10回は前回に引き続き、「日本の小学校にあって、ハワイの小学校にない5つのこと」パート2です。

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その3・ハワイの小学校には下駄箱と上履きがない

 玄関で靴を脱がず土足のまま家に上がって、ベッドにゴロンと横たわる――。そんなアメリカ人の姿を、映画などで目にしたことはありませんか? 日本人にとってはカルチャーショックなワンシーンであり、アメリカ本土で暮らすアメリカ人にとってはそれが当たり前の習慣。しかし、ハワイで暮らすアメリカ人のほとんどは玄関で靴を脱ぎます。

 その理由は、ハワイの人種のマジョリティがアジア人だから(全人口の36.5%。アメリカ国勢調査局が2021年に発表)といわれています。アジア人がマジョリティの州は、アメリカで唯一ハワイ州だけ。とくに日系、中国系、フィリピン系アメリカ人が多いため、彼らのスタンダードが日常に定着しています。ちなみに、次点は白人で21.6%です。

 では学校ではどうかというと、日本の上履き文化は取り入れられておらず、下駄箱もありません。教室の入り口に敷いてあるマットで汚れを落としましょうと指導をしている先生もいますが、泥が靴底についたまま教室に入り、教室内のきれいなマットを汚している生徒はざらにいます。ハワイは赤土なので、マットの泥汚れはどんなに頑張っても取れません……。

 ロコ男がこの夏に体験入学した日本の小学校では当然、学校に着いたらすぐに上履きに履き替えて、外履きは下駄箱へ。私は何度か上履きを持参し忘れたので(上履きを学校に持っていく習慣がない(笑))、裸足で廊下を歩きましたが、足の裏に泥や砂が激しく付着することはありませんでした。さすが日本!

 ロコ男も私同様、上履きを持ち歩くことに慣れていません。金曜日にいつも上履きを持って帰り忘れて、体験入学中の1か月間、上履きを洗うことは一度もありませんでした(笑)。