からだ・美容
「境目は30代、さらに40代で一気に」 髪質は肌と同時に老化 髪のハリやコシを取り戻す意外なケアアイテムとは
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見た目の印象を左右する髪型。年齢とともに髪質が変化し、いつの間にか「思うようにまとまらなくなった」と感じ、悩む人も多いでしょう。東京都内のヘアサロンで日々、幅広い年代の女性の髪をケアしている美容師のアミさんに、加齢による髪質の変化や効果的なヘアケアについて、詳しいお話を伺いしました。
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「髪は肌と同じく、年代とともに変化」するワケ
肌のコンディションと同じように、年齢が出るといわれる髪。気づいたらハリやコシ、ツヤが失われ、セットしても以前と比べて「髪型が決まらない」と感じる女性が多いようです。エイジングヘアと呼ばれる髪質の老化に悩む人には、つむじや髪の分け目が気になる人も多いそう。
昨今はウィッグなども手軽なアイテムになっていますが、髪質を若い頃のように改善するには、どうしたらいいのでしょうか。アミさんによると、シャンプーやコンディショナー、トリートメントなどで、髪の毛そのものをケアするだけでは、ハリやコシなどを取り戻すのは難しいといいます。
「髪は肌と同じく、30代、40代、50代と年代とともに変化します。境目になるのは30代から、さらに40代で一気に……という感じです。髪の毛が生えている頭皮は肌と“地続き”で、肌と同時に衰えが進むと考えていいと思います」と話すアミさん。肌の老化とともに頭皮のコンディションも下がり、髪のハリやコシ、ツヤが失われやすくなるといいます。
「30代くらいから、お顔が下がってきたり、シワっぽくなったりし始め、老け肌に見えてしまいます。これは肌の水分量が下がって、乾燥しやすくなるのが主な原因です。髪も同じで頭皮の弾力が衰えると、水分などが維持できずにパサつきやすくなるほか、ハリやコシなどが失われてボリュームが出ず、ペタンとなってしまうと考えられます」