どうぶつ
難病の後遺症と闘うねこ リハビリに励む姿にエール殺到 「愛を送ります」
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ねこは老化や病気で筋力が衰え、自力で歩くのが難しくなることも。自分で自由に動き回れることは、寝たきりによる内臓の圧迫を防いだり、生きる気力にもつながったりします。そのため、体に合った歩行器を装着してあげるのもひとつの手です。そんな歩行器を使って訓練に励むねこが、X(ツイッター)で注目を集めています。リハビリを行うまでの経緯や、普段の様子について、飼い主さんに詳しいお話を伺いました。
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治療と訓練で後遺症に立ち向かうとも君
注目を集めたのは、元保護ねこの男の子で、推定年齢8歳の「智蔵」くん。飼い主さん家族は親しみを込めて「とも君」と呼んでいます。
とも君が、保護ねこシェルターから飼い主さんのおうちにやってきたのは2020年12月、推定5歳の頃のことでした。ようやく落ち着いた日々を手に入れたとも君でしたが、幸せな日々は長く続きませんでした。
お迎えから4か月後、とも君は猫伝染性腹膜炎(FIP)を発症。脳までウイルスが侵入してしまい、神経症状のひとつとしてのふらつき歩行や、ぶどう膜炎という眼の病変も現れており、ドライタイプの末期と診断されました。
それでも未承認薬で治療を行い、一時的に回復。その後、再発し四肢の麻痺で歩行が困難な状態にもなりましたが、献身的な看病の甲斐あって、歩行ができるようになりました。今年6月にも再び歩行困難になったものの、再起を目指して再生治療、鍼灸治療、リハビリを続けています。