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日本だけじゃない嫁姑問題 アメリカ人の義母から日本人女性が叱られた驚きの理由とは

公開日:  /  更新日:

著者:i-know

ハワイでも、日系アメリカ人の義母との嫁姑問題は“あるある”!?(写真はイメージ)【写真:PIXTA】
ハワイでも、日系アメリカ人の義母との嫁姑問題は“あるある”!?(写真はイメージ)【写真:PIXTA】

 アメリカ・ハワイのロコ(地元民)と結婚し、現地で2人の子どもを育てている45歳・主婦ライターのi-know(いのう)さん。日本の年末年始は、自身の実家やパートナーの実家に帰省する人が多いですが、ハワイのロコはどのように過ごすのでしょうか。また、義父母との関係性は? 第23回は「ロコは三世帯暮らしが当たり前」です。

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爆竹が鳴り響くハワイの年越し

 ハワイ含むアメリカでは、サンクスギビングとクリスマスは祝日となり、親戚一同が会しますが、年末年始はまったく特別な日ではありません。官公庁が休みになるのは1月1日のみ。民間の会社は、大晦日も半日休になります。

 そんなハワイで年末年始の雰囲気を実感できるのは、大晦日から元日にかけての深夜に聞こえてくる、爆竹と打ち上げ花火の音。あちこちのご近所さんがものすごい数の爆竹を道路に打ちつけるので、家の窓を閉め切っていても爆音が聞こえます。今はもう慣れましたが、ハワイに住み始めた頃は、うるさすぎて耳栓をしていました……。

 この文化は、中国人移民によってハワイに持ち込まれたそうですが、今ではハワイの文化として定着しています。

住宅の価格が全米トップ

 さて、日本では親戚一同が集まるこの時期に“ハワイの家族”について考えてみました。

 私の子どもがプリスクールや小学校に通い始めて驚いたことのひとつは、おじいちゃん、おばあちゃんが送迎している家庭がとても多いこと。共働き家庭が多いので、手の空いている祖父母世代が送り迎えを手伝っているのだろうと思っていましたが、話を聞いてみると「孫と一緒に住んでいる」といいます。

 その背景に、ハワイの住宅価格の高さが挙げられます。2024年の発表によると、ハワイの住宅価格の中央値は全米トップ。なんと約85万2000ドル(約1億3000万円)です。同じく住宅価格が高いといわれる、第2位・カリフォルニア州の77万6000ドル(約1億1700万円)を抜いています。そして、全米の中央値である38万5000ドルの約2.2倍です。

 共働きだとしても、子どもが2人、3人いれば何かとお金がかかるので、ママさん側またはパパさん側の実家に十分な部屋数があれば、同居を選択しているケースが多くみられます。ママさん、またはパパさんに独身のきょうだいがいる場合、その人も一緒に住んでいるケースは珍しくありません。

 また、高齢者が年金だけでやりくりできず、娘または息子夫婦の家に住むケースも日本に比べて圧倒的に多いと思います。